大阪芸術大学が挑む未来のお菓子デザイン
大阪芸術大学(以下、芸大)デザイン学科は、地域貢献と未来の食文化を考える「お菓子で世界にスマイルプロジェクト」に参加し、2025年7月に開催予定の大阪・関西万博で革新的なパッケージデザインを発表します。このプロジェクトは、お菓子を通じて笑顔を届けることを目的としており、学生たちが「未来ゾーン」に展示するお菓子パッケージのデザインを手掛けます。
プロジェクトの背景
日本の伝統文化であるお菓子は、その魅力が過去・現在・未来の3つのゾーンに分けて表現されます。特に未来ゾーンでは、11社の大手製菓メーカーと共に、心を躍らせるようなお菓子デザインを追求しています。この連携プロジェクトを通じて、学生たちはその独創的なアイデアを実現し、来場者に「見る、触る、食べる」という体験を提供します。
未来のお菓子デザインの開発
芸大では2024年度より、生徒たちが未来のお菓子に関するデザイン案を提案するテーマの授業を開始しました。学生からは総数66案のクリエイティブなアイデアが寄せられ、そのうち8社に採用される結果に繋がっています。彼らの中から生まれた未来のお菓子は、会場に訪れる人々に新たな発見をもたらすでしょう。
ゾーンの詳細
- - 過去ゾーン: 昭和の懐かしい雰囲気の中、落雁やポン菓子など、伝統的なお菓子を展示します。
- - 現在ゾーン: 現在売られているお菓子を使用したアート作品が、26社から23点展示されます。
- - 未来ゾーン: 業界のトップ企業11社とともに開発した未来のお菓子が、一同に会して展示されます。学生たちのデザイン力が結集したパッケージをぜひ体感してください。
協賛企業の顔ぶれ
本プロジェクトには、以下の名だたる企業が参加しています。
- - 株式会社マンナンライフ(ゼリー部門)
- - 株式会社ブルボン(チョコレート部門)
- - UHA味覚糖株式会社(グミ部門)
- - 株式会社湖池屋(スナック部門)
- - 春日井製菓株式会社(アメ部門)
- - 株式会社ギンビス(ビスケット部門)
- - 株式会社銀座ベーカリー(ビスケット部門)
- - 中野物産株式会社(素材系部門)
- - 株式会社マルエス(おつまみ部門)
- - 岩塚製菓株式会社(米菓部門)
- - 株式会社でん六(豆菓子部門)
お菓子で笑顔を
「お菓子で世界にスマイルプロジェクト」は、日本の伝統菓子の魅力を広めることを目指しています。かつて街角に存在した駄菓子屋は減少し、伝統を繋ぐ職人も少数になっています。そんな中、日本のお菓子は世界からも注目され、フランスの料理界の巨匠たちからも「クレイジー」と称賛されています。このプロジェクトを通じて、参加者全員が自然と笑顔になり、コミュニケーションを深める機会を生み出したいと考えています。
出展概要
- - 出展名: お菓子で世界にスマイルプロジェクト
- - 日時: 2025年7月2日(水)~6日(日)、9時から21時まで開場(混雑時には整理券を配布予定)
- - 場所: 大阪・関西万博内 ギャラリーEAST
ぜひ、この機会に大阪芸術大学の学生たちが生み出す未来のお菓子デザインを体験し、お菓子の持つ力を共有しませんか。食べることの楽しさ、そして笑顔の素晴らしさを感じる時間をお届けします。