NextDriveとグローブシップが蓄電池活用の実証試験をスタート
2025年10月より、NextDrive株式会社とグローブシップ株式会社が千葉県柏市で、エネルギー・リソース・アグリゲーションに関する実証試験を開始することが発表されました。この実証は、蓄電池を利用した新たなエネルギー管理技術の可能性を探るために行われます。
実証試験の目的
この試験の主な目的は、グローブシップの研修施設に新設された蓄電システムを利用し、蓄電池の制御を行いながら、段階的にアグリゲーション技術の効果を検証することです。これにより、エネルギー効率化やコスト削減を目指すグローブシップの理念と、NextDriveの分散型エネルギー設備の管理・制御技術が結びつき、新たなプロジェクトが実現されます。
各社の背景と役割
NextDriveは、分散型エネルギーの管理プラットフォームを提供しており、今回の実証試験でもその技術を駆使して、リアルな施設環境でのエネルギー制御の有効性を検証します。一方、グローブシップは多くの管理棟を有し、エネルギーを効率的に利用することで、持続可能な運営を進めています。両社の共同事業は、エネルギーの無駄を減らし、脱炭素社会の実現へとつながります。
実証試験の詳細
実証試験は、以下の3つの段階で行われます:
1.
第1段階:施設の負荷パターンに基づく蓄電池制御によるデマンド管理の最適化
2.
第2段階:蓄電池を活用して生成可能な調整力の評価
3.
第3段階:需給調整市場を模した蓄電池制御による達成度と経済性の検証
これらの工程を通じて、両社は分散エネルギーの統合管理を進め、再生可能エネルギーを主力電源とする体制作りを目指しています。
今後の展望
この実証試験が成功すると、エネルギーアグリゲーションによる新たなビジネスモデルが効果的に運用されることが期待されています。また、これを通じて脱炭素社会の実現に向けた道筋が描かれることでしょう。
実証試験の詳細に関する情報は、NextDrive及びグローブシップの公式ウェブサイトを通じても提供されているため、興味のある方はぜひアクセスしてみてください。