レジリアとデロイト トーマツの新たな連携
株式会社Resilire(レジリア)は、デロイト トーマツ グループとの間にアライアンス契約を締結したことを発表しました。この協業は、サプライチェーンリスク管理の分野において両社が持つ最先端の知見を生かし、企業が直面する潜在的なリスクを未然に防ぎつつ、リスクが顕在化した際にはその影響を最小限に抑えることを目的としています。
アライアンスの背景
現代のグローバルビジネス環境において、企業のサプライチェーンは複雑化しており、様々なリスク要因を含んでいます。地震や病気、人権問題や環境問題など、リスクの範囲は広がっています。近年では、ESG(環境・社会・ガバナンス)の重要性が増し、企業がこれらのリスクを考慮しなければならなくなっています。これらのリスクは企業の持続的成長にとって重大な経営課題であり、長期的な視点での対策が求められています。
そのため、サプライチェーン全体を可視化し、潜在的なリスクを評価・低減することが不可欠であり、リスク発生時には迅速に対応することが必要とされています。レジリアの提供する「Resilire」は、サプライチェーンの可視化とリスク検知の管理に役立つサービスです。
協業の具体的な役割分担
レジリアは、デロイト トーマツに対して「Resilire」ソリューションの提供を行い、その機能の定期的なアップデートや開発を担当します。また、ソリューション導入に際してのPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)やサプライヤーエンゲージメント等のコンサルティングを必要とする企業をデロイト トーマツに紹介する役割を担います。
一方、デロイト トーマツは、サプライチェーンの可視化やサプライヤーのリスク管理に対するニーズに応える企業へ、レジリアの「Resilire」ソリューションを紹介します。さらに、導入支援としてのPMOなど、リスクの優先順位付けや対策施策の立案および実行支援を行います。
デロイト トーマツ コンサルティングとは
デロイト トーマツ コンサルティングは、日本において最大規模のビジネスプロフェッショナル集団の一つです。約5000名のコンサルタントが在籍し、様々な企業のニーズに応えるために日々取り組んでいます。国際的なネットワークを持ち、各国の専門家と連携することで、世界中で最適なソリューションを提供できる体制を整えています。
サプライチェーン管理サービス「Resilire」
レジリアのサプライチェーン管理サービス「Resilire」は、データを活用してサプライチェーンの革新を目指すものです。多くの製造業では、サプライチェーンの全体像が不明確であり、潜在リスクの把握が遅れているのが現状です。このため、様々なリスク要因が顕在化した際の対応が遅れることが多く、原材料の不足や生産停止を招くリスクがあります。
レジリアは、このような課題を解決すべく、サプライチェーンの可視化を実現するためのクラウドサービスを提供し、企業の安定供給体制の構築をサポートします。これにより、強靭なサプライチェーンの確立に寄与することが期待されています。
会社概要
- - 社名: 株式会社Resilire
- - 代表取締役: 津田 裕大
- - 事業内容: サプライチェーン管理サービス「Resilire」の企画・開発・運営・販売
- - 設立: 2018年9月
- - 本社: 東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝 10F
- - 企業URL: Resilire公式サイト