株式会社キャリタスが2026年初頭に行った、2027年卒業予定者の採用方針に関する調査結果が発表されました。この調査は全国の主要企業16,757社を対象に実施され、1,064社から回答を受けています。
2027年卒の採用見込み
調査によると、2027年3月に卒業予定の学生の採用については、企業の見込みが示されています。全体の21.7%が「増加」を見込んでおり、58.6%は「増減なし」、10%は「減少」と回答しています。これは、企業の採用の拡大傾向が続くことを示唆しています。
採用活動のスタンス
採用活動にあたり、72.1%の企業が「採用予定人数の確保より学生の質を優先」を選択しています。この傾向は3年ぶりに7割を超え、多くの企業が単なる人数よりも質を重視する姿勢を持っていることが分かります。
採用テーマの変化
2027年卒採用における一番のテーマは「母集団拡大」で、これは昨年から引き続き最多の回答でした。しかし、注目すべきは「採用重点層への訴求」が前年よりも大きく増加したことです。採用活動の方針としては、早期から積極的に学生と接点を持つという動きが鮮明になっています。
プレ期の広報活動
調査によると、9割超の企業がプレ期に広報活動を行っており、特に「就職情報サイトでの企業情報公開」の割合は80.3%に達しています。これにより、学生に対する企業の情報発信が活発に行われていることがわかります。
採用活動の開始予定
面接や内定出しの開始時期は前年よりも早まり、全体の約半数がプレ期から内定を出し始めることが予想されています。選考過程で重要視されているポイントは、学生の人柄であり、特に「コミュニケーション能力」が両分野で最も求められる資質とされています。
難易度の予想
自社の採用活動における見通しについて、厳しくなると考える企業は依然として8割強にのぼりますが、少し減少傾向にあります。このことは、企業環境が変化しつつあることを反映しています。
インターンシップの実施状況
2025年度のインターンシップ実施企業は全体の79.3%であり、大手企業の実施率は90%を超えています。2026年度については前年実績をやや上回る見込みで、オープン・カンパニーが年間を通して行われる予定です。
最後に
選考が終了した2026年度の卒業予定者に関しては、71.5%の企業が選考を終了しており、前年よりも増加しています。この調査結果は今後の新卒採用戦略を考えるうえで非常に重要なデータとなるでしょう。詳細なレポートはキャリタスの公式サイトで確認できます。