小学生の冬休み、保護者の最大の悩みは「ゲーム・動画漬け」
教育Webメディア「こども教材プラス」が行った調査によると、小学生のお子様を持つ保護者120人のうち46.7%が冬休みに心配していることは「ゲームや動画ばかり見てダラダラ過ごすこと」であることがわかりました。この調査結果によると、84.0%の小学生が1日1時間以上、ゲームや動画を楽しむ予定だということが明らかになりました。
調査の背景
冬休みは子どもたちにとって待ち望んだ休暇ですが、保護者にとっては子どもがどのように過ごすかが大きな課題となるようです。今回の調査は、親たちが冬休み中の子どもたちの過ごし方にどのような悩みを抱えているのかを調べるために実施されました。
調査結果の概要
- - ゲーム・動画漬け 46.7%(56名)
- - 生活リズムが乱れること 28.3%(34名)
これと同時に、「家族との時間や思い出作り」への重視度も強調されており、27.5%の保護者がこれを大切にしています。つまり、学力向上よりも生活の質や家族の絆を重視する傾向が見受けられました。
ゲームや動画の視聴時間
具体的には、以下のような視聴時間が報告されています。
- - 「1時間〜2時間未満」が44.5%
- - 「2時間〜3時間未満」が23.5%
- - 「3時間以上」が16.0%
これにより、1日に1時間以上ゲームや動画を視聴する子どもが84.0%にも達することがわかります。デジタルデバイスとの良好な付き合い方が家庭での一つの課題として浮き彫りになっています。
冬休みの過ごし方
冬休みの過ごし方についての質問では、「自宅で過ごす」とした保護者が55.8%に上りました。対照的に「学習塾」や「学童保育」は同じく10.8%でした。学習時間に関しては、約45.8%が「30分〜1時間未満」と回答し、長時間勉強するよりも、家庭での最低限の学習を行うという意識が見受けられます。
学習活動とその内容
宿題以外の学習に関しては、最も多い回答が「苦手科目の復習」で42名、「市販のドリル」に41名、「読書」に39名が続きました。これらからも、家庭学習において子どもたちが苦手なところをしっかり復習しようとする姿勢が窺えます。一方で、学習塾や通信教育の利用はそれぞれ23名、18名と、家庭での学習の重要性や自主性が高まっていることを示しています。
保護者の意見
「家族との時間・思い出作り」という項目は、保護者にとって最も重視されるポイントであることがわかりました。家庭での時間や、リフレッシュを優先する意向が強いことが感じられ、冬休みは学業だけでなく家庭の時間も大切にしたいという願いが表れています。
最後に
調査を通じて、子どもたちの冬休みの過ごし方は「ゲーム・動画」と「家族の時間」のバランスが重要であることがわかりました。保護者たちは、ゲームや動画との付き合い方に苦慮しながらも、家族との時間を大切にしようとしています。今後、「こども教材プラス」では子どもの冬休みが有意義なものになるよう、参考となる情報や学習方法などを発信していく予定です。
アンケート調査概要
- - 対象:小学生のお子様を持つ保護者(有効回答数120名)
- - 調査時期:2025年10月
- - 調査機関:自社調査
- - 調査方法:インターネットを使用した任意回答