山梨ジュニアアンバサダープログラムがスタートしました!
山梨県の新しい取り組みとして「山梨ジュニアアンバサダープログラム」が始まりました。このプログラムは、子どもたち自身が山梨の魅力を発信できるように育成することを目的としています。2025年12月13日から16日にかけて実施され、この初日の体験がどのようなものだったのか、詳しくご紹介します。
プログラムの初日は、中央市にある「道の駅とよとみ」で行われました。参加した子どもたちは、地域の農業や特産品に関する一連の体験を通じて、山梨の魅力を学びます。まずはオリエンテーションで自己紹介やアイスブレイクを行い、初対面の緊張を和らげました。緊張がほぐれ、自然な笑顔が増えていく中、期待感が高まっていきます。
次に「道の駅とよとみ」を訪れ、地域の農業についての説明を受けました。農業の現状や後継者不足、生産と需要のバランスが価格に与える影響など、子どもたちが普段目にする野菜の背後にある課題について触れることができました。特産品である「ちぢみほうれん草」の限られた収穫時期に驚き、関心が高まる様子が印象的でした。
また、商品の陳列作業にも挑戦し、「どう並べると魅力的に見えるか」「この野菜の特徴は何だろう」といった意見が飛び交い、子どもたちが自ら考えながら学ぶ力を身につける過程が見受けられました。
学びの後は、ふわふわドームや鬼ごっこなどのレクリエーションを行い、体を動かすことで友達同士の距離が縮まり、楽しい交流が生まれました。このような経験が、この先のグループ活動やプレゼンテーションに向けた土台を築いていくことでしょう。
夕食では、地元の食材をふんだんに使用した地産地消メニューが提供されました。料理を通じて、食材の産地を意識しながら食事を楽しむことで、日中に学んだ内容が日常生活とどのように結びつくのかを再認識しました。
初日の締めくくりには、道の駅の方へ感謝の手紙を送り、「ちぢみほうれん草」をPRするPOP作成に挑戦しました。この活動を通じて、学んだことを自らの言葉で伝える姿勢が芽生え、彼らの成長を感じることができました。
このプログラムを通じて、学びと楽しさを両立させることが如何に重要であるかが強調されました。体験とアウトプットを組み合わせることで、難しい地域の課題も子どもたち自身が理解し、表現できるようになるのです。
次の日は、子どもたちが特に楽しみにしている冬野菜の収穫体験が待っています。地元の方々との対話を通じて、山梨の農業をより深く知る素晴らしい日になるでしょう。
最終日には、「山梨に行きたいと思わせるアイデア」をテーマに知事へのプレゼンテーションを行う予定です。プログラムを通じて得た経験が、子どもたちの言葉となり、山梨の未来を語る力につながることを期待しています。