働くママの家事育児の現状と課題
株式会社mogが実施した調査によると、約20%のワーキングマザーがベビーシッターや家事代行を利用したことがあることがわかりました。この調査は、女性の社会進出が進む日本において、意欲的なワーキングマザーを支援するために行われました。調査結果では、利用しない理由として「コストが高い」ことが挙げられ、経済的負担がサポートサービスの利用を妨げていることが浮き彫りになりました。
調査の背景
日本では少子高齢化が進み、労働人口が減少しています。その中で、女性の職場での活躍がますます重要視されています。しかし、ワーキングマザーたちが仕事と家庭を両立させるためにキャリアを一時的に中断することや、無意識のうちに出世コースから外れることが多く見受けられます。これらの現状に対処すべく、mogは転職支援やスキル向上支援を通じて多くのママが理想の働き方を実現できるようサポートしています。
調査の内容
この調査では、家事や育児に関わる無料または有料のサービスの利用状況が調査されました。その結果、最も多くの人が利用していたのは家族のサポートで、約73%が経験したと回答しました。一方で、有料のベビーシッターや家事代行のサービスを利用したことがある人はそれぞれ約20%にとどまり、定期的に利用している人は約10%でした。このことから、ワーキングマザーが外部サービスを積極的に活用していないことが分かります。
サービス未利用の理由
調査に回答した184人のうち、56.5%が「コストが高い/経済的に負担」との理由で外部サービスを利用していないと答えました。また、約48.9%が「使い方や申し込みが面倒」と感じていることも明らかになりました。「周囲の目が気になる」といった心理的な要因はわずか5.4%にすぎず、経済的な問題や手続きの煩雑さが依然として大きな障害であることが確認できました。
サポートサービスの評価
一方で、ベビーシッターを利用したことがある人の54%、家事代行を利用した人の48%が、特に助かったサービスとしてリストアップしており、利用者の多くがサービスに満足していることがわかります。これは、限られた時間内で効率的に家事や育児を進めるために外部サポートが非常に有効であることを示しています。
調査の概要
この調査は2025年9月26日から10月10日の期間にインターネットで実施され、353人の全国のワーキングマザーが参加しました。調査結果を通じて、より多くのママたちが自分らしい働き方を実現する手助けとなることが期待されています。
株式会社mogについて
mogは、「ママ、お仕事がんばって!」という理念のもと、ワーキングマザーが家庭と仕事を両立させるための支援を行っている企業です。東京都渋谷区に本社を構え、2019年に設立されました。今後も、多くのママが自身のキャリアを充実させるためのサポートを続けていくことを目指しています。