法人向け生成AI「exaBase」が最新モデルに対応
株式会社Exa Enterprise AIは、法人向けのAIサービス「exaBase 生成AI」において、OpenAI社が発表した最新の生成AIモデル、GPT-4o miniへの対応を発表しました。これにより、7月23日より、この軽量なモデルを利用した高速で安価なAI生成サービスを提供開始します。
GPT-4o miniとは?
GPT-4o miniは、2024年5月にリリースされたGPT-4oの軽量版です。これにより、同じ生成速度を保ちながら、これまで以上に安価で高性能なサービスを実現しました。特に、企業が生成AIを効果的に利用するためには、コスト面が重要な課題となることが多いため、GPT-4o miniはこれらの懸念を解消し、生成AIの導入促進につながることが期待されています。
提供の背景と条件
exaBase 生成AIは、OpenAIのGPTシリーズをはじめ、米アンソロピックの「Claude」や米グーグルの「Gemini」など多彩な基盤モデルに対応しており、GPT-4o miniの追加はその一環です。提供は、安全性の高いマイクロソフトの「Microsoft Azure」上で行われ、日本国内サーバーを使用しているため、企業が安心して利用できる環境を整えています。
具体的なサービス条件は以下の通りです:
1. ExaBase生成AIを介した場合、入力プロンプトと結果の送受信には従量料金が発生しません。
2. 利用対象は、管理者から申請があった企業に限ります。
3. OpenAIから提供され、将来的にはAzure OpenAIからの変更も考えられます。
4. 提供開始日は現時点の予定であり、開発状況によって変更の可能性があります。
現在の基盤モデル一覧
exaBase生成AIはすでに複数の基盤モデルに対応しています。これには、日本国内のサーバーを利用したGPT-4 Turboが含まれており、特別な契約により利用可能です。また、海外サーバーではGPT-4o miniがOpenAIから提供され、今後はAzure OpenAIへの移行も視野に入れています。
企業向け生成AIの未来
Exa Enterprise AIは、顧客の生成AI利用選択肢を広げることで、業務の生産性向上や革新を支援し続けます。exaBase生成AIは、2023年6月のサービス開始以降、約450社の企業、4万以上のユーザーが利用しており、特にセキュリティやコンプライアンスの観点からも配慮された設計となっています。管理者が利用状況を把握しやすく、禁止ワードの登録なども可能です。さらに、利用者は自社のデータを基に生成AIを活用することも可能で、独自のファイルをもとにした生成や対話機能も提供されているため、自社のニーズに合わせた利用ができます。
exaBase生成AIの詳細については、
こちらから確認できます。
会社概要
住所: 東京都港区芝浦4丁目2−8 住友不動産三田ツインビル東館5階
設立: 2023年10月
代表者: 大植 択真
事業内容: 生成AI等のテクノロジーを利用したプロダクト・サービスの企画・開発・販売
Exa Enterprise AI
住所: 東京都港区芝浦4丁目2−8 住友不動産三田ツインビル東館5階
設立: 2016年2月
代表者: 春田 真
事業内容: AIを活用したサービス開発
エクサウィザーズ