多様なゲーマー像
2019-01-17 11:58:40

現代のゲーマー像:多様性とスマホ文化に包まれた新世代

現代のゲーマー像:多様性とスマホ文化に包まれた新世代



株式会社ゲームエイジ総研が実施した「ゲーマーライフスタイル調査」では、10代から40代の男女2000人を対象に、現代のゲーマーの実態を明らかにしました。ゲーム業界のマーケティングリサーチに特化した同社は、様々なリサーチを通じて、新たなエンターテイメントの流れとともに変化しているゲーマーのライフスタイルを深掘りしています。

ゲームを楽しむ日本人の現状


調査によると、日本人の約77%が日常的にゲームを楽しんでいるという結果が出ました。特筆すべきは、10代の91.4%、20代の84.8%が何らかの形でゲームをプレイしていることです。この数字から、若年層において『ゲーマー』というカテゴリがもはや単なる趣味やライフスタイルを超えていることが見受けられます。性別や年齢に関係なく、多くの人が手軽にゲームを楽しんでいる事実は、ゲームが私たちの生活にどれだけ密着しているかを示しています。

アプリゲームとスマホ文化の影響


さらに、アプリゲームのプレイ率は日本人全体の59.6%に達しており、スマートフォンを介したゲーム体験が日常に浸透しています。特に、スマホユーザーによるアプリゲームの利用が増えており、これが新たなエンターテイメントの形を築いているといえるでしょう。アプリゲームは、気軽に楽しめる手軽さがあり、暇つぶしから本格的なRPGまで多様な選択肢が用意されているため、ほとんどの人が手に取るような状態です。

一方で、年齢別で見ると、30代以上の層では家庭用ゲーム機の利用も目立ちます。ミレニアル世代やファミコン世代が共通の趣味としてゲームを楽しむ一方で、若い世代はアプリゲームを中心に楽しむ傾向が強まっています。この現象は、時代の変化や技術の進歩によるものであり、ゲーム市場が進化している証拠です。

自称ゲーマーのライフスタイル


調査によれば、日本人全体の約8%が「自分はゲーマーだ」と回答しており、この自称ゲーマーの多くは、実際にはゲームだけでなく、アニメや音楽、デジタル機器といった他の文化にも高い関心を持っています。また、これら自称ゲーマーの78.8%が新しい情報を自ら探し出す姿勢を持ち、75.6%は自分の興味にお金を惜しまない意識を示しているため、かつての「オタク」や「マニアック」というイメージとは一線を画しています。

また、約63.1%の自称ゲーマーがYouTubeなどの動画サイトを情報源としていることも、現代のゲーマーのデジタルリテラシーを表しています。SNSを活用し、自己表現やコミュニケーションを楽しんでいる彼らは、もはやインドア型のオタクとは異なり、流行にも敏感な傾向があります。

現代ゲーマーの多様な姿


このように、現代の『ゲーマー』は、余暇の過ごし方やライフスタイルが多様化していることが明らかになりました。単にゲームをプレイするだけでなく、自分の趣味や興味を追求し、他の文化に対しても積極的に探究心を持つ姿勢が見て取れます。これにより、ゲームは彼らの日常的な楽しみの一部として、より多くの生活の場面に浸透していることが分かります。

現代のゲームプレーヤーは、情報発信者としての役割も果たすべく、SNSや動画コンテンツを活用し、自らの声を上げる場面も増えています。このような動きは、彼らがもはや無視できない市場の存在であり、今後もその動向から目が離せません。ゲーマーという自分を大切にしながら、ゲームを通して様々な文化や仲間とのつながりを楽しんでいく日本の若者たちの姿が、これからのゲーム文化を支えていくことでしょう。

会社情報

会社名
株式会社ゲームエイジ総研
住所
大阪府箕面市桜井2丁目4番3号 桜井ビル2F
電話番号
072-736-8466

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