パナソニック オートモーティブシステムズ、新体制を開始
パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社(以下、PAS)は、株式会社パナソニック ホールディングス(以下、PHD)から株式の80%をApollo Global Management Inc.(以下、アポロ)に譲渡し、2024年12月2日付で新たな経営体制をスタートさせることを発表しました。この新体制では、アポロとの戦略的パートナーシップが強化され、成長戦略をより加速させていく方針です。
新しい経営体制の内実
今回の株式譲渡は、2024年3月29日に締結された契約に基づいており、これによりPASはPHDの持分法適用会社になるものの、引き続きパナソニックグループの一員として企業価値の最大化を図るとしています。新体制において、PASの社名や本社所在地、事業内容は変更せず、経営体制の効率化を図るために、国内外のグループ子会社の運営も再編が行われています。
戦略的取り組みについて
PASは、持続的な成長を目指し、以下の3つに焦点を当てた戦略的取り組みを進めていきます。
1.
経営変革の加速 : 組織体制を合理化し、世界一のオペレーション能力の実現を目指します。
2.
強みの研ぎ澄まし : ソフトウェア開発力の強化により、車載コックピット分野の進化を牽引します。
3.
ポートフォリオマネジメントの加速 : 事業ポートフォリオの最適化を図り、さらなる成長を目指します。
持続可能なモビリティへ
PASは「持続可能なモビリティ社会の創造」を目標に掲げており、新たな体制のもとでその実現に向けた事業を拡充していく予定です。これまで培った技術革新や高品質な製造に対するコミットメントを基に、クルマの電動化やSDV化に注力し、コックピット関連事業に新しい移動体験価値を提案していく考えです。加えて、アポロの投資経験や事業ネットワークを活かしさらなる成長を図ります。
「移ごこちデザイン」で目指す未来
PASは、安心で快適、環境にも配慮した移動体験の提供を目指して、世界一の「移ごこちデザイン」カンパニーとなることを目指しています。カーメーカーやユーザーに寄り添い、それぞれのニーズに応える製品を提案することが、PASの今後の大きなミッションの一環としています。
PASグループの現状
新体制の下でのPASグループは、引き続きオートモーティブ事業の発展を図っていきます。現在の所在地は神奈川県横浜市で、車載コックピットシステムや先進運転支援システム(ADAS)、関連デバイスの開発・製造・販売を手掛けており、国内外の多くの自動車メーカーへ先進的な技術を提供しています。今後も技術革新を続け、さらなる成長に向けて日々努力を重ねていくことでしょう。
公式プレスリリースや企業ホームページでも、より詳しい情報を公開していますので、興味のある方はぜひご確認ください。