共同研究で環境問題解決へ
2023-10-10 09:15:06

奥村組と名古屋大学が共同研究契約を締結し環境問題に挑戦

奥村組と名古屋大学が環境技術の未来を切り拓く



2023年8月23日、株式会社奥村組と国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学は、環境およびエネルギー分野のイノベーションに向けた指定共同研究契約を締結しました。この契約により、両者はさらなる包括的な連携を強化し、持続可能な社会の実現に向けた研究に取り組むことになります。

共同研究の意義と背景



今回の契約は、環境問題の解決を狙った新たな技術の開発を目指すものです。特に、両者の専門分野を生かし、陸上養殖への適用を視野に入れた『電気による微生物脱窒プロセス』や、有機フッ素化合物の処理方法を中心とした『超強力酸化触媒による環境汚染物質の分解技術』に関する研究が進められます。これにより、陸上養殖の市場拡大に寄与し、同時に水質汚染の問題に立ち向かうことが期待されているのです。

研究内容の具体性



これらの研究は、推進協議会を通じて多角的なテーマについて議論し、緊密なコミュニケーションを行いながら進められます。新技術開発のための探索型フィジビリティスタディも行われ、将来の社会に必要なインフラ技術の研究も行われるとしています。

奥村組のビジョンと新たな拠点



奥村組は、持続可能な成長に向けたビジョンを掲げ、2023年10月には東京丸の内に「クロスイノベーションセンター」を開設予定です。この拠点は先進技術の創出を目指し、新規事業に役立つ研究と開発を推進する場となります。名古屋大学との産学連携による研究開発の加速が期待されています。

名古屋大学の役割



名古屋大学の「未来社会創造機構」は、環境技術分野の研究を担当し、脱炭素社会の実現に向けた先導的な基礎研究を推進しています。物質科学における国際的な研究拠点としても機能し、多様な専門家が集結して、進化する社会ニーズに応える技術力の強化を目指しています。名古屋大学は、これらのリソースを活かし、革新的な研究開発を目指しており、今後の成果に注目が集まります。

共同研究の将来性



指定共同研究とは、民間企業と大学が組織的な連携を築き、研究開発を推進するための枠組みです。これにより、社会状況の変化に応じた研究が行われ、分野を越えた新たな知見が得られることが期待されています。環境問題に取り組むには、こうした産学連携が欠かせません。奥村組と名古屋大学の協力は、持続可能な未来を創造するための一歩となるでしょう。

【お問い合わせ先】
  • - 株式会社奥村組技術本部: TEL 050-3828-0270
  • - 名古屋大学未来社会創造機構オープンイノベーション推進室: TEL 052-789-2977

会社情報

会社名
株式会社 奥村組
住所
大阪府大阪市阿倍野区松崎町二丁目2番2号
電話番号
06-6621-1101

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