松井証券、PC向けに売買内訳データ分析機能を実装
松井証券株式会社(東京都千代田区)が、オンライン証券業界では初となる「売買内訳データ提供サービス」を活用した新機能をPC向け投資情報ツール「マーケットラボ」及び「ネットストック・ハイスピード」に追加することを発表しました。この機能は2025年に実装される予定で、個別銘柄に関する詳細な売買分析を可能にします。
新機能の詳細
新たに追加される売買分析機能では、投資家が個別銘柄の売買代金や出来高を当日の内訳で確認できます。これにより、現物取引と信用取引の新規および返済、さらには機関投資家の空売りの数量が把握できるようになります。これまでこの情報を正確に把握することは難しかったため、特に機関投資家による空売りの影響を分析する上で大きなメリットとなるでしょう。
具体的には、次のような情報を提供します。
1.
個別銘柄の出来高と売買代金の内訳 - 売買代金と出来高の当日中の内訳を「現物」「信用新規」「信用返済」「空売り(機関投資家)」の区分で把握できます。
2.
全銘柄の信用残を確認 - 東証に上場する全銘柄の信用残を日々確認できることにより、投資判断を迅速に行えます。
3.
過去情報の比較 - 株価変動と売買内訳の過去3年間のデータが表示され、相関関係を分析することが可能です。
これらの機能によって、特に短期トレードを行うアクティブな投資家にとって、より深い分析ができるようになります。これにより、投資判断の精度向上が期待されます。
実装予定日と新サービスの利点
「マーケットラボ」への新機能の追加は2025年8月16日、「ネットストック・ハイスピード」では8月17日を予定しています。これまでこのようなデータを無料で提供してきたのは松井証券だけであり、特に多忙な投資家にとっては大きなアドバンテージとなるでしょう。
このサービスは、すでに2024年6月から「松井証券 日本株アプリ」にて利用開始しております。すなわち、PCユーザーだけでなく、スマートフォンでの取引.utilizationを活用したデータ分析も可能となります。
まとめ
松井証券が提供するこの新機能は、オンライン証券の新たな時代を切り開くものとして、投資家のニーズに応えるサービスです。個別銘柄の内部データをリアルタイムで把握し、分析することで、より的確な投資判断ができるようになることが期待されています。松井証券は、これからも投資をより実践的かつ有意義なものにするべく、技術革新を続けていく方針です。