ハイラブル、新たな研究所を設立
最近、ハイラブル株式会社が設立した「おたまじゃくし研究所」が注目を集めています。この研究所は、音声コミュニケーションにおける効果的なハーモニーの研究を主なミッションとして掲げており、これまでの研究成果を基に、より良いコミュニケーションパターンを探求します。
研究所設立の背景
現代社会は複雑化が進み、企業や学校、様々な場面でのコミュニケーションが重要視されています。従来の方法では、意思決定や新たなアイデア創出、異なる価値観を持つ他者との協調が難しいこともあります。そこで、ハイラブルはこれまで1万7千人以上の人々の対面やオンラインでの話し合いを分析し、コミュニケーションを定量的に評価する技術を開発してきました。
これにより、話し合いのメタ認知を促進させ、必要な行動変容を引き出す手法を見出しました。しかし、見える化データを有効に活用するためには、一定の慣れが必要なことも問題として浮かび上がりました。この課題を解決すべく、データをより解釈しやすくする研究が求められるようになったのです。
おたまじゃくし研究所の活動内容
「おたまじゃくし研究所」は、コミュニケーションのパターンやその解釈に関する体系的な研究を行います。具体的な活動内容としては、以下の取り組みがあります。
- - コミュニケーションパターンの研究
- - 研究成果の発表および研修プログラムの企画・運営
ここでの研究者たちは、ファシリテーションやチームビルディング、データ分析などの経験豊富なメンバーで構成されています。この専門的な知識と既存のデータを組み合わせることで、より多くの人々がハーモニーのあるコミュニケーションを実現できるよう努めています。
研究所メンバーの紹介
おたまじゃくし研究所の設立メンバーは、6名の研究員を中心に構成されており、各メンバーの専門性がこの研究所の強みとなっています。所長の水本武志氏を筆頭に、井上浄氏(株式会社リバネス副社長CTO)、仲山進也氏(仲山考材株式会社代表取締役)、長尾彰氏(株式会社ナガオ考務店代表取締役)、角勝氏(株式会社フィラメント代表取締役CEO)、柳楽浩平氏(ハイラブルシニアエンジニア)という精鋭が集結しています。
「おたまじゃくし」の意味
この研究所の名称に含まれる「おたまじゃくし」は、ハイラブルの社名が由来となっています。これは、コミュニケーションの新たな知見を生み出す姿を表現したもので、まさにこの研究所が目指すビジョンを反映しています。
今後の展望
おたまじゃくし研究所は、ウェブサイト(https://www.hylable.com/otama)を通じて研究成果を広く発信する計画です。また、研究成果を活かした話し合い見える化サービスの向上や、コミュニケーションに関する研修サービスの提供も進めていく予定です。
ハイラブル株式会社について
ハイラブル株式会社は、2016年に設立され、メディア信号処理やコミュニケーションに関する各種商品やサービスの企画・運営を行っています。話し合い分析サービス「Hylable Discussion」やウェブ会議サービス「Hylable」を提供し、コミュニケーションの質の向上を目指しています。
詳細は公式ウェブサイト(https://www.hylable.com)をご覧ください。研究所の設立が、今後のコミュニケーションのあり方にどのような影響を与えるのか、引き続き注目が集まります。