映画で甦る“ブギの女王”笠置シヅ子の魅力
笠置シヅ子の没後40年を記念して、CSホームドラマチャンネルにて彼女の出演映画が特集放送されることが決まりました。放送は3月に予定され、映画『脱線情熱娘』をはじめ、『ぺ子ちゃんとデン助』、『ザクザク娘』の3作品がラインアップされます。これらの作品では、彼女が持ち味のパワフルな歌声やダンスを披露し、観る者を魅了する姿が映し出されます。
笠置シヅ子の足跡
彼女は「ブギの女王」とも称され、その独特のスタイルで多くのファンを魅了しました。NHKの連続テレビ小説「ブギウギ」の主人公のモデルにもなり、歌と踊りで戦後の日本に光を与えた存在でした。この特集を通して、観る者は当時の雰囲気を体感できるでしょう。
作品紹介
1. 脱線情熱娘(1949年)
最初に放送される『脱線情熱娘』は、1949年制作の作品で、笠置シヅ子が松竹映画に初出演及び初主演を果たした重要な作品です。大庭秀雄監督によるこの映画では、陽気な歌とダンスで観客を楽しませるミュージカルコメディとして仕上がっています。特に「東京ブギウギ」や「買い物ブギー」といったヒット曲が印象的で、彼女のカリスマ性を感じさせます!
2. ぺ子ちゃんとデン助(1950年)
次に放送される『ぺ子ちゃんとデン助』は、笠置シヅ子と人気コメディアンの堺駿二が共演したコメディ映画です。横山隆一の漫画をベースにしたこの作品では、実に多彩な歌が楽しめる貴重なシーンが含まれています。笠置シヅ子のコメディエンヌとしての魅力が存分に発揮されているこの作品も見逃せません。
3. ザクザク娘(1951年)
最後に放送される『ザクザク娘』は、1951年に制作されたもので、アメリカから戻った笠置シヅ子が新しい音楽スタイルを取り入れて作られた作品です。コメディアン堺駿二との共演が見どころで、作品のクライマックスでは「オールマン・リバップ」といったジャズの新曲を披露します。特に、彼女と堺の息のあった絡みも楽しむことができるでしょう。
視聴情報
これらの作品は、スカパー!やJ:COM、光テレビなどのケーブルテレビサービスを通じて視聴可能です。ファンにとっては、笠置シヅ子の魅力を再確認する貴重な機会となることでしょう。
この特集を通して、笠置シヅ子の華やかなパフォーマンスに心躍らせてみてはいかがでしょうか。