AGRIST LABs: 大企業と共に描く新たな農業の未来
AGRIST株式会社は、社会的課題を解決するための共創プラットフォーム「AGRIST LABs」を立ち上げた。この取り組みは、大企業とスタートアップが手を組むことで、新しい価値を生み出し、持続可能な社会を実現しようとするものである。
AGRISTの背景
AGRISTは宮崎県新富町に本社を置き、全国のJAや地方自治体と連携しながら、農業のイノベーションを進めている。人口減少や高齢化、そして気候変動に伴う農業の変革が求められる中、AGRISTはAIやロボット技術を利用したスマート農業を推進し、多様な社会問題の解決を目指している。
AGRIST LABsの目的
「AGRIST LABs」は、農業を核にして多様な産業の知恵を結集し、持続可能な地域社会を築くためのプラットフォームである。AIやロボット技術を基盤とし、大企業の持つ資源や技術を融合させることで、個別のアプローチでは達成できないような革新的な事業モデルを創出していく。
特に注力するのは、以下の4つのブランドコンセプトである。
1. 新規事業開発
AIやロボットを用いた効率的な農業パッケージを構築し、高品質な農産物を安定的に供給することにより、食品メーカーや流通業者が安定した原材料を確保することを目指す。
2. 地域活性化
地域資源を有効活用し、農業と観光、エネルギーの関連性を見出し、新たなビジネスチャンスを生み出すことで、地域経済を活性化させる。
3. 社会課題解決
再生可能エネルギーと農業の融合に取り組むことで、脱炭素社会を実現し、高齢者や障害者への就労支援を行いながら地域住民の交流を促進する活動を進める。
4. 全国展開
地域での成功事例を全国に拡大し、各地の課題解決に貢献するビジネスモデルを確立することを目指す。
未来への展望
AGRIST LABsは、事業を推進する計画を立てており、今後3年間で具体的な成果を上げることを目指す。初年度には自社農場を利用してさまざまな実証実験を行い、大企業との対話を通じて共創のテーマを見つけていく予定である。
その後の2年目には具体的なビジネスモデルを模索し、3年目にはパッケージ化したビジネスモデルの全国展開を目指すとしている。
AGRISTの取り組み
このように「AGRIST LABs」は、AGRISTが目指す持続可能な農業のアイデンティティを持ちつつ、大企業と連携することで地域創生に貢献し、SDGsの達成にも寄与するという意義を持っている。特に食料安全保障や環境配慮といった喫緊の課題に対するアプローチが期待されている。
AGRISTは、このプロジェクトを通じて新たな農業のスタンダードを確立し、次世代への希望をつなぐ役割を果たしていく。今後の展望として、多様な業種が集結し、AGIST LABsが新たな可能性を拓くことにずっと期待が寄せられる。私たちは、さらなる革新を追求していきます。