ONESTRUCTIONが提供する新たなAI比較プラットフォームへようこそ
近年、生成AI技術が急速に進化し、多様な業務分野での運用が可能になっています。特に建設分野においては、技術の進歩が新たなイノベーションを生むきっかけとなっています。そこで、ONESTRUCTION株式会社が最新の取り組みとして、国内外の生成AIモデルの建設業務への対応力を評価する「Construction AI Leaderboard」を公開しました。これは、商用モデルや公開モデルを含む20種類の生成AIモデルを、建設業務に特化した5つのカテゴリで評価し、比較するためのWebサイトです。
建設とテクノロジーの架け橋を目指して
ONESTRUCTIONは、鳥取県鳥取市に本社を構え、「建設とテクノロジーの架け橋になる」というミッションのもと、openBIMをはじめとした建設分野向けのテクノロジーソリューションを展開しています。近年、生成AIモデルの数が飛躍的に増加しており、それぞれに異なる特性や得意分野を持つため、業務に最適なモデルを選ぶことが難しくなっています。この課題解決のため、ONESTRUCTIONは「Construction AI Leaderboard」を開設し、各モデルの特性を明確にすることで、AI選定の手助けを行おうとしています。
競争力のある生成AIモデルの評価
「Construction AI Leaderboard」では、以下の5つのカテゴリに分けてAIモデルを評価しています:
1.
BIM情報要件(IDS)の作成
- 使用ベンチマーク: Ishigaki-IDS-Bench (166問)
2.
図面・資料の理解
- 使用ベンチマーク: AEC-Bench (196タスク)
3.
BIMデータの理解
- 使用ベンチマーク: IFC-Bench-V2 (514問)
4.
BIMデータの編集
- 使用ベンチマーク: BIM-Edit (324タスク)
5.
積算などの建設知識
- 使用ベンチマーク: CEQuest (134問)
6.
図面からBIMを生成する能力(BIMGenBench)
- (近日公開予定)
各評価は、国際的に認められた手法に基づいて行われ、これにより多様なAI性能を客観的に比較することが可能になっています。評価対象はOpenAIやGoogle、Anthropicなどの主要商用モデルを含む20モデルです。
最新の評価結果
2026年10月時点での評価では、総合ランキングではClaude Opus 5.5(73.7点)が首位を獲得し、続いてGemini 4 Argon(73.6点)がその後に続きました。一見すると、これらの商用モデルが強力な性能を示す一方で、カテゴリ別の評価では異なるモデルが上位に立つことが度々あり、一様に優れた性能を発揮するわけではないことが伺えます。
特に、積算関連ではすべてのモデルが85点以上をマークする一方、理解能力に関するカテゴリでは、得点差が明らかに見られ、小規模なモデルが一桁台の低得点にとどまることもありました。この結果は、生成AIモデルの選択において、業務特性を踏まえた上での判断が重要であることを示唆しています。
今後の展望
「Construction AI Leaderboard」では、新たなモデルが公開されるたびに評価結果が追加され、さらなる情報提供を行う予定です。加えて、ONESTRUCTIONが開発する「Ishigaki」シリーズの他のモデルも順次掲載される予定です。将来的には、建設業務におけるAI選定のための信頼性高い判断材料の提供を通じて、建設業のデジタルトランスフォーメーション(DX)やAIエクスペリエンス(AX)の推進に寄与し続けていく所存です。
ONESTRUCTIONの「Construction AI Leaderboard」は、生成AIの世界における新たな道を切り開く重要なステップとして、建設業界におけるAIの有効活用を促進します。さらに詳しい評価方法や結果については、テックブログにて随時更新していく予定です。ぜひチェックしてみてください。