ヒグマ管理を学ぶ！知床ネイチャーキャンパス2023の魅力と概要を紹介

ヒグマ管理を学ぶ知床ネイチャーキャンパスの全貌

2023年1月から2月にかけて、知床が舞台の「知床ネイチャーキャンパス-3STEPで学ぶヒグマ管理-」がオンライン形式で開催されます。このプログラムは、ヒグマをテーマに、実践的な野生動物管理の能力を養うことを目的としています。

【知床ネイチャーキャンパスの目的】

知床自然大学院大学設立財団が主催するこのキャンパスは、野生動物管理に必要な実践的スキルを持った人材を育成することを目指しています。特にこのプログラムでは、ケースメソッド教育法を取り入れ、受講者が効果的に学び合うことができる環境を整えています。受講者同士の交流を通じて、意見や情報の交換が促され、さらなるスキル向上が期待されます。

【プログラムの構成】

「知床ネイチャーキャンパス」には大きく分けて3つのステップがあります。

STEP 1: オンデマンド配信講義

受講者は、ヒグマの生態や管理に関する講義の録画を、好きな時間と場所で視聴できます。基礎的な知識を身につけるためのこのステップは、実践的な議論に進むための重要な土台となります。

STEP 2: ケースメソッド

ここでは「ヒグマ管理と公園利用」というケース教材を元に、実際の現場での課題についてディスカッションを行います。受講者は、それぞれの視点から意見を出し合い、講師のファシリテーションのもとで視野を広げていきます。

STEP 3: ワークショップ

この最後のステップでは、参加者がグループに分かれ、限られた予算内で具体的なヒグマ管理案を考えます。各グループの提案は発表され、受講生同士や講師との活発な意見交換が行われます。ここで、問題認識、判断力、創造力など、重要な実践的能力が磨かれます。

【開催詳細】

- 日時:

- オンデマンド配信講義: 2023年1月16日〜2月10日
- 大学生・大学院生対象: 2023年2月11日(土)〜12日(日)
- 社会人対象: 2023年2月25日(土)〜26日(日)

- 定員: 40名 (大学生・大学院生20名、社会人20名)
- 受講料:

- 大学生・大学院生: 4,000円
- 社会人: 10,000円

受講の申込みは、公式フォーム（https://forms.gle/2QvUymVSCTCXhdyLA）から行えます。

【講師陣】

知床ネイチャーキャンパスでは、専門的な知識と豊富な経験を持つ講師が揃っています。北海道立総合研究機構の専門研究員、中川元元知床博物館館長などの著名な講師が、オンライン講義やワークショップを通じて受講者をサポートします。

【知床の魅力】

知床は、世界自然遺産に登録されている地域で、多くの野生動物が生息しています。ヒグマを含む多様な生態系が存在する一方で、人間の生活圏でもあるため、野生動物と人間の共存が重要な課題とされています。このプログラムを通じて、知識と実践を学び、実際の課題解決に向けたスキルを身につける貴重な機会です。

知床ネイチャーキャンパスは、大学や専門機関の枠を超えた人々が集まり、共に学ぶことで新たな知見やネットワークを得ることができます。参加者は、知床での学びを通じて、全国の野生動物管理に寄与することが期待されています。

詳しい情報はこちらから確認できます。
もしご質問等がある場合は、公益財団法人知床自然大学院大学設立財団までお問い合わせください。