富士ソフトが新たな屋外用5G通信機器「M2U300」を発売
富士ソフト株式会社は、2026年3月25日(水)より、PEGATRON製の屋外用5Gミリ波対応CPE「M2U300」を販売開始します。この製品は、災害時や大規模イベント、観光地など、人が集まる場所での通信混雑に対応する特徴を持った、新たなインフラの選択肢です。
増加する通信需要に対応するために
近年、災害時の臨時拠点や大規模なイベント、観光地などにおいて通信需要が急増しています。このため、特定の時間帯や場所では通信が遅延したり品質が低下することがしばしば問題となっています。加えて、AI技術の普及や動画配信の増加に伴い、通信トラフィックも多様化し、さらなる負荷がかかるようになっています。従来の有線回線や既存の無線インフラでは、短期間に回線を増強したり、柔軟に対応することが難しいケースも多く見られます。これにより、短期間での回線確保や増強ができる柔軟な通信インフラのニーズが高まってきているのです。
「M2U300」が解決する通信の課題
「M2U300」は、固有の通信環境とすぐに繋がる特性を持ち、特に有線回線の敷設が難しい場所で、通信環境の補強として使用できる製品です。この設備は、HPUE(High Power User Equipment)に対応しており、従来よりも大幅に改善されたミリ波の到達性が特長です。これにより、通信遅延が生じる場合でも、安定した通信環境を提供することができます。さらに、Sub6GHzにも対応しており、それにより広域エリアをカバーする通信と、超高速通信を同時に実現できます。これにより、現場のニーズに応じた柔軟な通信設計が可能となります。
実際の性能については、ソフトバンク株式会社が実施した5Gミリ波のFWAを利用した実証実験に使用されており、現場での効果性が確認されています。
5Gソリューションの提供を通じて社会を支える
5Gは、現代社会のデジタル化を支える極めて重要な通信基盤であり、その中でもミリ波を用いた高速・大容量通信は今後の産業や公共サービスの進化に不可欠な技術です。富士ソフトは、2025年11月にPEGATRON CORPORATIONとの国内初の販売代理店契約を結び、日本市場に向けて最先端の5G関連製品を供給できる仕組みを整えました。今後は、自社の通信端末に加え、ネットワーク設計・導入支援や運用・保守サポートなど、一連の5G関連ソリューションを本格的に展開し、通信インフラ領域における役割をさらに強化していく所存です。
製品の特徴と用途
「M2U300」は、以下のような特徴を持つ製品です。
- - ミリ波固定モードを標準機能として装備
- - 5Gミリ波による大容量通信を受信し、Wi-Fi機器などへ分配可能
- - HPUE対応により、ミリ波通信の距離を改善
- - Sub6GHzとの組み合わせにより、広域と超高速のハイブリッド運用が実現
- - IP65相当の防塵・防水性能により、屋外設置に適応
想定される使用例には、以下のようなものがあります。
- - 固定回線の敷設困難な場所での代替手段
- - 災害時の臨時拠点でのバックアップ通信
- - イベント会場での一時的な通信需要への対応
- - 工場や倉庫間のデータ伝送など
まとめ
富士ソフトの「M2U300」は、現代の通信インフラにおける重要な解決策とも言える製品です。需要が高まる通信環境に柔軟に対応するための新たな選択肢を提供し、社会のデジタル化を支える役割を期待されています。
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