2024年9月26日(木)、東京の大手町サンケイプラザにて、「ファイナンシャルウェルビーイングと金融経済教育」と題したイベントが開催されます。このイベントは、株式会社三井住友フィナンシャルグループと株式会社三井住友銀行、そして金融経済教育推進機構(J-FLEC)による共催で、日本における金融リテラシーの向上を目的としています。
近年、金融リテラシーの重要性はますます増しています。2022年に実施された「金融リテラシー調査」では、金融教育を受けたことのある人がわずか7.1%であることが明らかとなりました。この数値は、日本での金融教育がいかに限られているかを示しており、国民の金融リテラシー教育が急務であることを改めて認識させます。SMBCグループは、出張授業やオンライン講座を通じて、幅広い世代に向けて金融教育を展開してきましたが、さらなる普及が急がれています。
このイベントでは、J-FLECとSMBCグループの初めての共同企画として、「ファイナンシャルウェルビーイング」がテーマに据えられます。パネルディスカッションでは、金融経済教育が従業員に与える影響や、企業における人的資本経営の視点からの役割について、専門家や企業人が意見を交換します。参加者には、企業の人事部門や金融経済教育に興味を持つ方々が対象となり、定員は約150名を予定しています。
プログラムは二部構成で、第一部では「日本人の金融リテラシーの現在地」などをテーマにパネリストによるディスカッションが行われます。第二部では、企業トークセッションを通じて、具体的な人材育成の取り組みが紹介されます。登壇者には、NEC企業年金基金やパソナグループの役職者、早稲田大学の教授が参加される予定です。
イベントに参加希望の方は、公式サイトより申込が可能で、定員に達し次第締切となるため、事前のお申し込みが推奨されます。参加は無料の抽選制で、当選者には9月19日(木)に案内メールが送られます。参加の際には、録音や撮影の制限があるため、注意が必要です。
このようなイベントは、日本全体の金融リテラシーを高め、経済的な安定を図るために非常に重要ですが、同時に参加することで多くの人が新たな知識を得る貴重な機会となるでしょう。今後の金融リテラシー向上に向けて、多くの方々が参加し、お金に関する理解を深めることを期待しています。