VSMワークショップが株式会社山徳の変革を支援

株式会社山徳が実施したVSMワークショップとアジャイル研修は、同社の組織改革において大きな役割を果たしました。クリエーションラインによるこの研修は、エンジニアたちの帰属意識の向上や、部門間でのコミュニケーション活性化を狙っています。

背景と目的

株式会社山徳は、1990年に設立され、最初は貴金属の買取事業を展開していましたが、2010年代に入り、インターネットを利用したリユース事業へとシフトしました。この結果、現在では売上の9割以上がオンラインでの取引となったが、それに伴って旧来の社内体制や企業文化が新しいビジネス形態に適応できないという問題が顕在化しました。

このような環境の中で、同社はVSMワークショップとアジャイル研修を課題解決の手段として選択しました。その目標は、現状の可視化や課題の共有を行い、成功体験を構築することです。特に、部門を超えた意思疎通の重要性が強調されました。

企業理念と実施内容

山徳の企業理念である“お客様の『なっとく』を追求する”という姿勢が、VSMワークショップの実施を後押ししました。エンジニアの帰属意識を向上させるためには、まず社内のコミュニケーションを改革する必要がありました。

研修内容では、参加者同士のディスカッションやワークショップ形式での課題解決法の模索が行われ、結果として社内の連携が強化されました。今後はこの成功体験を基に、さらなる改革を進めていく計画です。

代表者の声

株式会社山徳の代表取締役社長、岩瀬裕真氏は、研修を通じて得た変化に高い評価を示しました。彼は、設立35年を迎えた同社の歴史と現在のビジネスモデルへの移行の過程を振り返り、社内の体制や理念の見直しが急務であることを訴えました。

「当社は旧来の体制を見直し、新たな企業理念を明文化した“なっとく、ヤマトク”をスローガンに掲げています。このような改革が、企業の変革には欠かせないものです。」と岩瀬氏は述べています。

他の事例

クリエーションラインは、山徳の他にも同様のアプローチを採用している企業との連携を進め、エンジニアリングチームの成長を支援しています。顧客のニーズに応じたカスタマイズされた研修を通じて、業界の変化に迅速に対応できる体制を築くことを目指しています。

今後も、クリエーションラインはエンジニアの採用を進めつつ、他の企業との共創の場を広げていく意向を示しています。公式サイトやブログ、SNSでは、さらに多くの情報が発信されているため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。