パナソニック、新ファームウェアでLUMIXの撮影機能を大幅強化
パナソニック株式会社は、人気のフルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX」と、マイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラ向けに新たにファームウェアアップデートのダウンロードサービスを開始することを発表しました。対象になるのは「LUMIX DC-S5M2」「DC-S5M2X」「DC-S1」「DC-S1R」などのカメラモデルです。また、Sシリーズレンズにも新しい機能が追加され、今後は2025年1月23日からサービスが提供開始されます。このアップデートによって、カメラ愛好家やクリエイターのために、撮影がより便利に楽しくなることを目指しています。
新機能の概要
自動認識AF機能の強化
この最新のファームウェアでは、飛行機や列車を自動認識するAF機能が追加されました。これにより、航空機や鉄道に特化した高精度の被写体認識が行え、思い通りの構図での撮影が可能となります。対象機種である「DC-S5M2」「DC-S5M2X」「DC-G9M2」では、さらに機体や主要部位の選択もできます。
複数フレームマーカー表示
また、フレームマーカーを最大で3つまで同時に表示できる機能も追加されました。これにより、アスペクト比を保ちながらフレームを拡大したり縮小したりすることが可能です。
ハイブリッドズームとクロップズーム
DC-S5M2、DC-S5M2X、DC-G9M2では、ハイブリッドズームと呼ばれる新しいズーム機能にも対応しました。この機能は、光学ズームとクロップズームを組み合わせることで、手軽に高倍率ズームを楽しむことができ、望遠効果を画像の品質を損なうことなく使用することができます。
MP4(Lite)動画形式の追加
SNSに適したショート動画向けの低ビットレート動画形式「MP4(Lite)」も新たに追加されました。この形式は、ファイルサイズが小さく、より速い転送速度でのスムーズな編集が可能となります。
LUMIX Labのアップデート
さらに、LUMIXとスマートフォンをつなぐ「LUMIX Lab」アプリのバージョン1.3にも対応。Bluetoothを使用してシャッターリモコンとして活用できるほか、Wi-Fiでのリモート制御も強化され、ライブビデオ配信機能がDC-S5M2XとDC-GH7でも利用可能になりました。
撮影体験のさらなる向上に向けて
今回のアップデートにより、撮影機能の向上だけでなく、SNSへのシェアやリモート撮影の利便性が大幅に向上することになります。これからますます進化するLUMIXの魅力に期待が高まります。
詳細な機能の情報やファームウェアのダウンロードについては、公式サイト(
パナソニックのサポートページ)をご覧ください。
今回のファームウェア更新は、特にカメラを愛する人々やクリエイターにとって、撮影体験を新たにし、楽しむ機会を提供するものとなるでしょう。