CIC Fukuoka開設により福岡のスタートアップエコシステムが加速

2023年4月21日、福岡市中央区のONE FUKUOKA BLDG.で行われたCIC Fukuokaの連携締結式は、福岡県とFukuoka市がCICと業務連携を結ぶ重要なステップとなりました。特に注目されたのは、CIC（ケンブリッジ・イノベーション・センター）が福岡に進出し、この地で10拠点目となる拠点を開設することです。このCIC Fukuokaは様々な産業や学問、行政が連携するスタートアップのハブとなり、福岡市から世界とのつながりを強化することを目指します。式には福岡県の服部知事、市長の髙島宗一郎氏、CICの創業者ティム・ロウ氏をはじめ、関係者が多数参加し、今後の連携内容の意気込みが語られました。本連携締結の目的は、福岡地域のスタートアップエコシステムをさらに強化し、新産業の創出を促進することです。

福岡県知事の服部誠太郎氏は、CICを迎え入れることに喜びを表し、地域のスタートアップを育成していく意欲を示しました。特に福岡県には製造業や先端産業が集まる強固な産業基盤や、質の高いアカデミアが備わっており、CICの支援が新たな価値創出につながると強調しました。市長も、この連携によって福岡市が国際的なスタートアップ拠点となることを期待し、スタートアップが地域にとっての誇りであることを表明しました。

CICのティム・ロウ氏も、福岡の技術力やイノベーションのポテンシャルに期待を寄せ、CICがその発展を支援していく意思を強調しました。これにより、CICは世界中のイノベーターや起業家と連携し、グローバルな視点でのビジネスチャンスを創出することが期待されています。また、CIC Fukuokaが提供する創造的な環境によって、新たなスタートアップが生まれ育つ基盤が整うことでしょう。

この新しい拠点の開設は、福岡市におけるスタートアップ支援を一層加速させるものであり、これからの展開にも大いに注目されます。さまざまな産業と学問が交差するこの地で、どのような新しいイノベーションが生まれるのか、今後の動きが楽しみです。
また、CIC Fukuokaの開設によって、地域の企業や研究機関、大学との連携が一段と強化され、地域全体の経済成長にも寄与する見込みです。福岡市は、かつてからスタートアップ支援を推進しており、今回の連携がその集大成ともいえる瞬間です。国際的な舞台での活躍を夢見るスタートアップ企業にとっても、この場が新たな挑戦のきっかけとなることでしょう。