プラザホールディングスがアパレル事業を展開、BY THE PARKを子会社化

プラザホールディングスが2024年8月9日、アパレル業界を積極的に展開するため、株式会社BY THE PARKの全株式を取得し、完全子会社化することを発表しました。プラザホールディングスは、東京都中央区に本社を置く企業で、長らく多岐にわたる業種での挑戦を続けてきました。「みんなの広場をつくる。」をモットーに、写真業務からモバイルサービス、さらには最近ではグランピングまで事業を広げており、今回のアパレル事業進出もその一環です。

アパレル業界は、その生産プロセスにおいて環境問題の影響を強く受けており、大量生産・大量廃棄の構造からの脱却が求められています。プラザクリエイトはこの課題に応えるため、2022年にKornit Digitalとパートナーシップを組み、オンデマンドプリントによる新しいファッションの形を提案しました。Kornit Digitalは、サステナブルなプリンターを提供する企業で、非常に技術的に優れた装置を持ち、小ロットの生産が可能です。これにより、アパレル事業は無駄を生じさせない生産体系を整えつつ、顧客のニーズに応える形で運営されています。

原宿・神宮前にオープンした「HATTO CREATIVE PLAZA」では、プリント工房とカフェが一体化した新しい形の広場として、アーティストや企業とのコラボレーションを行いながら、次世代の文化を生み出しています。

一方のBY THE PARKは、「人生の楽しみ、魅力あるシーンの提供」を企業理念に掲げ、アパレル用品の販売に特化しつつ、ZOZOTOWNの運用代行やECサイトでの販促コンサルティングを強みとしています。両社はそれぞれが持つ専門性を組み合わせることで、さらなるシナジー効果を生むことが期待されています。この組み合わせにより、新たな価値の創造とあらゆるニーズに応える柔軟なサービス提供が可能になるでしょう。

代表取締役社長の新谷隼人氏は、BY THE PARKの合流を通じて、アパレル市場での競争力を高めるとともに新たな商品開発を進める意向を示しています。都市浩二氏も、この合併を通じて新たな挑戦が可能になると期待を寄せています。

このように、プラザホールディングスとBY THE PARKが手を組むことで、アパレル業界に新たな風を吹き込み、両社のムーブメントが今後どのように発展していくのか、大きな注目が集まります。今後の展開に期待が高まります。