福岡県朝倉市の秋月で、来る9月9日(月)、伝統的な「後の雛」祭りが開催されます。このイベントは、江戸時代からの風習に基づいたもので、健康や長寿の祈願を込めた雛人形の展示が行われます。特に「後の雛」は、成人した人々が雛祭りを祝う新しい形として現代にも受け継がれています。
秋月は、その美しい自然と歴史的な背景から「筑前の小京都」として知られます。何世代にもわたって多くの人々に愛されてきたこの場所では、例年2月から3月にかけて「古都秋月雛めぐり」が開催され、多くの観光客を引き寄せています。しかし、9月の「後の雛」祭りもまた、秋の訪れを感じられる貴重な機会です。
この日のイベントでは、約600体のひな人形が秋月城跡長屋門前階段に並べられ、秋の風物詩として注目されます。すべての人形が彩り豊かに秋月の風景を補完し、紅葉が進む中で移ろいゆく季節感を楽しむことができます。雛人形を見上げながら、秋の空気を感じ、歴史的な街並みに思いをはせる時間は、参加者にとって特別な体験となるでしょう。
当日は10時から15時まで雛人形の展示が行われますが、悪天候の場合は中止となりますのでご注意ください。特別なイベントを通じて、多様な文化を再発見し、新たな交流が生まれることも期待されています。
参加は無料で、地元の人々によるアテンドや説明もあるため、秋月の魅力をより深く知ることができる良い機会です。「後の雛」の展示を見逃さないよう、多くの方の来場をお待ちしています。ここでしか体験できない情景をぜひご堪能ください。また、詳細については、あさくら観光協会の公式HP(
こちら)や、各種連絡先までお問い合わせください。イベントの開催を通じて、地域の文化と歴史への関心が大いに深まることを願っています。