新サイバー脅威分析ツール
2025-06-24 13:33:02

アンカーテクノロジーズ、サイバー脅威分析ツールを発表

アンカーテクノロジーズが新たなサイバー脅威分析ツールを導入



アンカーテクノロジーズ株式会社は、米国のCensys Inc.が開発した最先端のサイバー脅威分析ツール「Censys Platform」を2025年7月から提供開始すると発表しました。このプラットフォームは、インターネット上のデバイスやウェブサイト、証明書をスキャンし、サイバー脅威の早期発見とリスク管理をサポートします。

Censys Platformの特長



真の可視性を提供



Censys Platformは、全IPv4と既知のIPv6アドレス空間、65,535個のポートを網羅し、加えて世界最大のX.509証明書リポジトリを有しています。このシステムは、公開された資産や攻撃者のインフラ、進化する攻撃手法に対するリアルタイムの可視性を提供します。企業のセキュリティチームは、新たな脅威に迅速に対応できるようになります。

近年では、サイバー攻撃がますます高度化し、多様化しています。これに伴い、企業のセキュリティ運用の負担が増大しています。「Censys Platform」はこれらの課題を把握し、効率的な運用とリスクの可視化を両立するために設計されています。

主な機能



1. Context(コンテキスト)
Censys Platformは単なる脆弱性やインシデントの検出にとどまらず、インターネット上の資産に関する詳細な背景情報を提供します。これにより、アラートの意味やリスクのレベルを理解しやすくし、優先順位付けや適切な対応策を考える手助けをします。

2. Collections(コレクション)
インターネット上の資産の変化を簡単にモニタリングできる機能です。直感的なインターフェースによる使いやすさはもちろん、チームでの共同作業が可能なため、セキュリティチームは自社の要件に応じた「コレクション」を自由に作成できます。重要なインフラの変化があった際、リアルタイムで通知を受け取れるため、組織全体の対応スピードと精度を向上させることができます。

3. Threat Hunting Module(脅威ハンティングモジュール)
セキュリティ専門家向けに設計されたこの機能は、攻撃者のインフラを特定し、調査や脅威の関連性分析を迅速化します。攻撃の背景や関連性を深く理解するためのコンテキスト情報や分析ツールも含まれており、高精度な検知ルールやアラートロジックの構築を可能にします。

組織全体のセキュリティ意識向上に寄与



これらの機能を組み合わせることで、Censys Platformはセキュリティ担当者が膨大な情報の中から重要なポイントに集中できるよう支援し、迅速かつ的確な対応を実現します。また、経営者向けの報告書作成もサポートし、組織全体のセキュリティ意識の向上に寄与します。

今後、アンカーテクノロジーズは、お客さまが安全で安心できるビジネス環境を実現するために、製品やサービスの開発、提供に努めていく考えです。

Censys Platformの詳細について興味のある方は、公式ページをご覧ください。従来の「Censys Search」の新規販売や契約更新は7月以降に段階的に終了し、今後はCensys Platformへの移行が必要となります。

【関連情報】
  • - Censys社:インターネット上の資産やサービスを継続的にスキャン・分析し、サイバーインテリジェンスを提供しています。
  • - アンカーテクノロジーズ:官公庁や企業に対し、サイバーセキュリティに関する製品やサービスを提供。

公式ページ:Censysアンカーテクノロジーズ


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会社情報

会社名
アンカーテクノロジーズ株式会社
住所
東京都千代田区1-6-1大手町ビル
電話番号
03-6897-6281

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