株式会社ディーエムエス(東京都千代田区、東証スタンダード証券コード9782)は、2025年2月21日に取締役会を開催し、東京都豊島区本社の株式会社GROWTH VERSEとの資本業務提携を決議したことを発表しました。
資本業務提携の背景
この提携は、両社がそれぞれ持つ強みを活かし、デジタルとリアルを融合した新たなサービスの開発を通じて、進化をもたらすことを目指しています。ディーエムエスは、60年以上の歴史を持ち、ダイレクトメールを中心に、物流やセールスプロモーション、イベントなど多岐にわたる事業を展開しており、強固な顧客基盤を有しています。一方、GROWTH VERSEは、2021年に設立され、マーケティングAI SaaS「AIMSTAR」の他、人流分析AI「ミセシル」と商業施設の売上管理AI「Zero」を開発・販売し、関連サービスを提供しています。
これにより、情報ソリューションの領域で新たな価値を創造することを目的としています。
業務提携の内容
両社の提携により、EC、通信販売、金融、製造、小売業において、革新的なサービスを提供していく計画です。ディーエムエスは、GROWTH VERSEが開発した「AIMSTAR」を活用し、顧客企業の異なるデータを統合し、AIによる分析を行って、販売促進の企画を立案します。さらに、顧客接点の運営を支援することで、外部委託によるコスト効率向上を図ろうとしています。
資本の内容
提携の一環として、ディーエムエスはGROWTH VERSEが実施する第三者割当について、B種優先株式25,000株、総額30百万円を引き受ける計画です。これにより、資本関係を強化し、双方のビジネスの成長を促進することを目指します。
企業概要
株式会社GROWTH VERSEの所在地は東京都豊島区東池袋で、代表者はCEOの渡部知博氏、CTOの南野充則氏です。主な事業内容には、マーケティングAI SaaS「AIMSTAR」や人流分析AI「ミセシル」、商業施設の売上管理AI「Zero」の開発・販売が含まれます。
情報リンク
この提携により、両社はデータ・AI領域における新たなビジネスチャンスを模索し、既存の事業とのシナジー効果を引き出すことが期待されています。今後の展開に注目です。