大阪警察病院DX推進
2024-02-14 14:30:49

2025年開院予定の大阪警察病院が医療DX推進に向けた新たなプラットフォーム構築を開始

大阪警察病院、2025年に新病院オープンへ



2025年1月、大阪市天王寺区に新たに誕生する大阪警察病院。ここでは、難治性の内科疾患の治療に強みを持つ第二大阪警察病院と統合されることで、さらなる医療サービスの向上が期待されています。新病院の基本理念は「いのち輝く未来に貢献する」、基本方針には「いのち輝くスマートホスピタルを実現するために」という目標が掲げられています。

この新病院では、急性期医療を進化させると共に、情報通信技術を効果的に活用して患者サービスの向上や医療業務の効率化を図ります。患者に安全で安心な医療を提供するために、先進的な医療技術が導入されることが決まっています。

医療データの利活用とプラットフォーム構築



新病院開設に伴い、大阪警察病院は医療デジタルトランスフォーメーション(DX)を視野に入れた取り組みを進めています。特に注目すべきは、患者中心の医療データ利活用を実現するためのプラットフォームの構築です。このプラットフォームは、全国のどの病院とも連携可能なもので、パーソナルヘルスレコード(PHR)を通じて医療データの活用が促進されます。これにより、大阪モデルとして全国に展開されることを目指しています。

2024年度上期には、新たな通院支援アプリの導入も予定されています。これにより、患者さんの通院を支援し、医療情報の共有が一層促進される見込みです。

参加企業とその役割



この取り組みには、以下の8社が協力しています:
  • - 株式会社インテック:医療情報システムの標準化や基盤構築
  • - 株式会社エムケイエス:疾患別テンプレートの運用
  • - SUNDRED株式会社:医療・ヘルスケア分野のオープンイノベーション推進
  • - 西日本電信電話株式会社:病院内インフラの構築
  • - 日本電気株式会社:データの標準化
  • - 富士通Japan株式会社:クラウド電子カルテの運用
  • - 株式会社プラスメディ:データ閲覧用スマホアプリの運用
  • - 株式会社三井住友銀行:医療データの安全な保管

各社はそれぞれの専門性を活かして、医療データの利活用と患者中心の医療の実現に向けた具体的な支援を行います。

地域医療と連携の強化



新病院では、地域のニーズに応え、高度先進医療や急性期医療の提供を進めます。地域医療との連携を強化し、新たな医療機器や優れた医療スタッフを整備することで、医療の質と効率を向上させる狙いです。デジタル技術を駆使し、通院アプリや医療情報アプリを通じて患者の利便性を高め、スマートホスピタルの実現に向けた施策も進行中です。

この新たな試みにより、医療のデータ活用が進み、未来の医療革新を目指します。この新病院の開院が、地域医療や全国の医療システムにどのような影響を及ぼすのか、今後の展開に注目が集まります。

会社情報

会社名
社会医療法人警和会 大阪警察病院
住所
大阪府大阪市天王寺区北山町10-31
電話番号
06-6771-6051

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