MUJI HOUSEとINNFRAがコラボした新しい試み
MUJI HOUSEがINNFRA株式会社と共に、全く新しい住宅の実証実験を行うことになりました。このプロジェクトは「インフラゼロでも暮らせる家」と名付けられ、目指すはインフラに頼らずに生活できる住居の実現です。2025年の実用化を見据えたこの試みでは、参加者を募って実際に住んでもらい、生活上の課題やニーズを収集します。実証実験には3つの期間が設定されており、選考された応募者が特設サイトから申し込むことができます。募集情報は公式サイトで随時更新されます。
実証実験の詳細
目的と概要
実験の目的は、実際の生活を通じて得られるフィードバックを基に、インフラゼロの住宅をより完璧に近づけることです。実際に1泊から3泊程度試泊してもらい、その住み心地について評価を受けることになります。また、参加者は、住居の仕様や設備に関する意見をレポートして提出する必要があります。
試泊期間
- - 第一ターム: 5月3日 - 5月29日の週末、申し込み4月18日 - 4月24日
- - 第二ターム: 7月12日 - 8月5日の週末、申し込み5月31日 - 6月23日
- - 第三ターム: 9月13日 - 9月30日の週末、申し込み8月19日 - 9月1日
試泊場所は千葉県南房総市白浜町にあるシラハマ校舎です。住宅の設計には、安全性が考慮されたモバイルハウスが使用され、様々な場所に自由に設置可能です。
プロトタイプの特徴
「インフラゼロでも暮らせる家」は、以下の4つのゼロ達成を目指しています。
1.
インフラゼロ: 自宅でエネルギーと水を生成する仕組みを導入。
2.
カーボンゼロ: 再生可能エネルギーの活用で温室効果ガスを排出しない。
3.
リビングコストゼロ: 効率的なエネルギー利用を促進し、毎月の生活コストを削減。
4.
災害リスクゼロ: 自給自足のインフラを構築し、自然災害のリスク回避して安全な生活を提供。
具体的な設備内容として、NSMutableStringを使用した「ユーティリティ棟」には蓄電池や水循環システムがはじめ、内装から/utilities(設備)までワンストップで揃っています。リビング棟にはバイオトイレも完備され、水使用を大幅に削減することが可能です。
先進的な水循環システム
このプロトタイプでは独自の水循環システムが導入されており、生活雑排水を浄化し再利用することができます。これにより、1日に必要な水量を200リットル分タンクに備えることができ、持続可能な生活をサポートします。家庭用の電気と水を自給し、そして廃棄物ゼロを実現するこの住宅は、持続可能な未来のヒントを示しています。
この実証実験が成功すれば、より持続可能なライフスタイルが広がる可能性を秘めています。MUJI HOUSEとINNFRAの取り組みに是非注目してみてはいかがでしょうか。