徳島の子どもたちが挑戦!役に立つ洋服デザイン発表大会
一般社団法人アルバ・エデュが主催し、2024年度の子ども主体の発表大会が、11月21日に丸久株式会社の会議室で開催される。この大会では、徳島県の児童が提案した「誰かの役に立つ洋服デザイン」が注目を集めている。特に鳴門市にある子ども第三の居場所「鳴門拠点」や「ふれあいハウスりぼん」の子どもたちが、企業へのプレゼンテーションに挑戦する。
取り組みの背景
アルバ・エデュのイベントは、日本財団の支援を受けており、子どもの主体性を育むことを目的とするプログラムの一環だ。「すべての子どもに話す力を」を掲げるアルバ・エデュは、地域と連携しながらキャリア教育を推進することに力を入れている。今回は、参加児童が自身のアイディアを自信を持って発表し、自己効力感を育む機会でもある。
プレゼンテーションテーマ
プレゼンテーションでは、特に以下のテーマが取り上げられる予定だ。
1.
車いすユーザー向けの服: 児童たちは、友人である車いすユーザーが快適に過ごせるようにと願いを込めたデザインを提案。このデザインは、四季を楽しめる多機能性とおしゃれさも兼ね備え、デイケアセンターからのインスピレーションを受けている。
2.
防災時に役立つ防災服: 被災地を訪問した経験から発想を得た、寝袋機能を取り入れた多機能防災服が紹介される。
3.
ユニフォームデザイン: バスケットボールチームに所属する児童が考案した、遊びやすい機能に特化したユニフォームの提案も行われる。
このような活動を通じて、子どもたちは自らのアイディアが他者の役に立つことを実感し、創造力を高めることが期待されている。
参加拠点と開催情報
今回の発表大会には、徳島県鳴門市を拠点とする「鳴門拠点」と「ふれあいハウスりぼん」の6名の児童が参加する。
日時は2024年11月21日(木)の16時から17時まで。
場所は丸久株式会社の会議室(徳島県鳴門市撫養町斎田字浜端北72番地)で行われる。
子ども第三の居場所とは
「子ども第三の居場所」は日本財団が中心となり、2016年から全国に設置されたプログラム。特に一人親家庭や共働き家庭の子どもたち、様々な社会的・経済的な背景を持つ子どもたちを対象として、放課後に安心して過ごせる場所を提供することを目的としている。現在、全国に236の拠点が設立されており、学習や生活習慣のサポート、様々な体験を通じて子どもたちの力を育んでいる。
丸久株式会社について
丸久株式会社は、1900年に創業されたアパレルメーカーで、幅広い服種の企画・生産・販売を行っている。特に、自社工場での一貫生産体制を強みとし、自社ブランドを運営しながら地域とのつながりを大切にした事業展開をしている。今回のイベントでも、企業として子どもたちの挑戦を支援する役割を果たす。
このように、徳島の子どもたちが未来を切り開くための重要なステップを踏もうとしている。「誰かの役に立つ服」の展望が、どのように形になるのか、今後の発表が楽しみである。