映像市場分析
2015-12-16 09:30:01

映像エンタメ市場の最新動向をGEMパートナーズが徹底分析

映像エンタメ市場の最新動向



映像エンタテイメント関連の調査を手掛けるGEM Partners株式会社は、映像ホームエンタテイメント市場の変化を分析した『映像ホームエンタテイメント ユーザー分析レポート』の2015年10月調査版を発表しました。このレポートは、特に2015年9月に日本市場に参入したAmazonプライム・ビデオやNetflixによって引き起こされた市場の変動を捉えています。

レポートの背景



2015年8月からのフジテレビオンデマンドやTSUTAYA TVのサービスリニューアル、また放送局による見逃し配信サービスの強化が大きな話題となった中、Amazonプライム・ビデオとNetflixの登場は、映像配信市場における新たな競争を招きました。放送、DVD・BD事業者が配信サービスを強化する動きも活発化しており、これらのほか新しいサービスの参入が市場にどのような影響を及ぼすのかが、注目されています。

GEM Partnersでは、2015年4月に続き、改めて10月にも調査を行い、現在の市場動向を詳しく分析しています。このレポートにより、新規サービスの浸透状況や既存サービスとの比較が行われています。

レポートの特徴



ユーザー利用実態の把握



新しく登場したAmazonプライム・ビデオやNetflixを含む113のサービスを対象に、それぞれのブランド浸透状況を調査しました。特に、新規サービスの利用実績に焦点を当て、既存のサービスと比較しつつ、利用率、ユーザー属性、鑑賞時間といった観点から市場の全体像を分析しています。

さまざまな視点からの分析



本レポートは、各サービスの契約形態や提供メディアを9つのタイプに整理し、それに基づいて利用実態データを詳細に分析しています。調査では、鑑賞時間、支出金額、観賞コンテンツ、利用デバイス、シーン、時間帯などが含まれ、ユーザーの多様なニーズを浮き彫りにしています。

調査概要



報告書は132ページで構成されており、2015年10月に日本在住の15歳から69歳の男女から集めた14,857件の有効回答を基にしています。調査方法はインターネットアンケートで、調査期間は2015年10月3日から10月8日まで。価格はレポートのみで250,000円(税別)と収集ツール付きで500,000円(税別)となっています。

注目の調査結果



調査結果によれば、映像ホームエンタテイメントを利用する時間は、自由時間の45%に相当する160.3分に達しています。特に、放送サービスとAdVODの利用が顕著で、AdVODは利用者の利用時間でも回復の兆しを見せています。

一方、SVOD(定額制動画配信サービス)の利用率はあまり伸びず、Amazonプライム・ビデオとNetflixの影響にも関わらず、全体で0.6ポイント増に留まっています。しかし、AdVODの利用率は顕著に増加しており、無料放送の利用率に迫る勢いです。

SVODサービスにおいては、Huluが依然として利用率のトップを維持しています。新規参入のAmazonプライム・ビデオは、利用率や意向でNetflixを上回る結果となりましたが、Netflixはユーザー認知度が低い状況です。

これらの結果を受けて、今後も映像エンタメ市場は進化を続けていくと考えられます。各サービスの動向を見守る必要があります。

まとめ



GEM Partnersが発表したこのレポートは、映像エンタメ市場の現状を深く理解するための貴重なデータを提供しており、今後の市場戦略を考える上で重要な資料となるでしょう。興味のある方は、ぜひ詳細情報もチェックしてみてください。

会社情報

会社名
GEM Partners株式会社
住所
東京都港区南青山3-1-31KD南青山ビル8
電話番号
03-6826-0185

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