2020年2月2日、東京大田市場にて「みためとあじはちがう展」が開催されます。このイベントは、規格外野菜に焦点を当てたもので、私たちが普段見向きもしない「見た目」や「形」が通常の市場では排除されがちな野菜たちを再評価し、その価値を広めることが目的です。
普段、私たちが手にする野菜や果物は、一見すると美しさを基準に選別されています。しかし、曲がっていたり傷があったりする規格外の野菜も、味や栄養価においては全く遜色がない場合があります。この「みためとあじはちがう展」では、一般消費者や業界関係者の率直な意見を聞きながら、規格外野菜の需要を掘り起こし、流通への新しい道を切り開く試みを行います。
さらに、このイベントは「食べる」という行為そのものを見つめなおす機会にもなります。単に味わうだけでなく、生産者の思いや、食材の美味しさを引き出す調理技術、そして日本の食文化の豊かさについても深く学ぶ機会です。日本の食料自給率が低い現状や、多くの食品が廃棄されていることについて意識を高めることも見逃せません。
また、イベントでは、名だたる料理人たちが集まり、規格外野菜を使った特製料理を提供します。例えば、中国料理の美虎オーナーシェフ五十嵐シェフが監修する特製ゴマカレーや、銀座ろくさん亭の料理長が作る規格外野菜を使用した豚汁など、多彩なメニューが楽しめるフードコーナーも準備されています。
ステージでは、五十嵐シェフによるライブキッチンや、子ども向けのワークショップなども開催され、来場者への規格外野菜のプレゼントも実施予定です。地域貢献や食文化の振興が目的のこの企画は、家族連れや食に興味のある方々にとって魅力的なイベントです。
【開催情報】
- - 名称:みためとあじはちがう展
- - 日時:2020年2月2日(日) 9:00〜15:00
- - 会場:大田市場第4積込場 (東京都大田区東海三丁目2番1号)
- - 主催:ビッグベジフル協同組合
- - 共催:株式会社JTB
- - 協力:東京モノレール株式会社
駐車場の用意はないため、公共交通機関を利用することをおすすめします。食材の新たな可能性に触れ、多くの人々と共に食や環境について考えてみる貴重な機会を見逃さないでください!