横浜・三溪園の美しい紅葉と特別な体験を楽しむ
横浜市中区に位置する国指定名勝「三溪園」では、2024年11月22日から12月15日まで、紅葉の名所である「聴秋閣」の周辺にある遊歩道が開放されます。本イベントは、毎年多くの観光客や地元の方々を魅了しており、この期間中に特別な体験ができる貴重な機会です。
遊歩道とその魅力
遊歩道は、聴秋閣の奥に位置し、一周約5分程度で散策可能です。訪れた際には、水のせせらぎや鳥のさえずりが響き渡り、自然の中で心を癒すことができます。この遊歩道からは、緑と紅葉に彩られた三重塔を見る絶好のスポットでもあり、多くの写真愛好家にとって魅力的な場所です。開放時間は日中の9時から16時までで、入園料のみで楽しめます。
幻想的なライトアップ
三溪園では、特定の金・土・日曜日には紅葉と古建築のライトアップが実施されます。2024年は、11月22日から24日、29日から12月1日、また12月6日から8日の間に、日没から19時30分まで延長開園され、幻想的な雰囲気の中で美しい紅葉が楽しめます。特に、三重塔は夜間に黄金色に輝く姿が非常に神秘的で、訪れる人々を魅了してやみません。
茶会と期間限定店舗の紹介
紅葉のライトアップ期間中には、通常は非公開の「白雲邸」で茶会も開催されます。1920年に建立されたこの歴史的な建物で、立礼式の茶会を楽しむ贅沢な体験が可能です。秋の一日、ぜひ素晴らしい景色を眺めながら、和菓子と共に薄茶を味わってみてはいかがでしょうか。
さらに、期間限定の店舗も登場します。横浜ゆかりの食材を使った梅加工食品の「梅工房むめや」、人気のパン屋「パン屋のオヤジ」、お香のアイテムを扱う「Incense Station ことことワゴン」などが出店し、来園者の味覚を楽しませてくれます。
三溪園の歴史と魅力
三溪園は、実業家・原三溪によって1906年に一般公開されました。面積は約17.5ヘクタールで、さまざまな重要文化財建造物が移築され、自然と調和した庭園の景色が四季折々に楽しめます。開園当初から「遊覧御随意」を掲げた原三溪の思いは、現在も多くの人々に受け継がれています。