Nishikaが発表した新機能とは
Nishika株式会社(本社:東京都港区)は、クラウド型AI音声文字起こしサービス「SecureMemoCloud」において、議事録作成を効率化する新機能「議事録プロンプトジェネレーター」を発表しました。この機能は、既存の議事録をもとにAIが最適なテンプレートを自動生成するもので、企業の生産性を飛躍的に向上させることを目的としています。
開発の背景
議事録作成は多くの企業にとって日常的な業務となっており、会議の決定事項を正確に記録するためには多くの労力がかかります。特に定型業務であるため、担当者や作業者によってフォーマットのスタイルや要点のまとめ方に差が生じることも多いのが現状です。このような「属人化」は組織内の知識共有において大きな課題となっていました。
Nishikaはこの「見えない負担」を軽減し、品質のばらつきを解消するために「議事録プロンプトジェネレーター」を開発しました。この機能によって、ビジネスパーソンは創造的な業務により集中できる環境が提供されます。
新機能のメリット
1. AIを自社専属の議事録アシスタントに
「議事録プロンプトジェネレーター」ではプロンプトエンジニアリングの技術は不要です。過去に作成した良質な議事録をAIに読み込ませることで、その内容や形式を瞬時に理解し、「役員会用」や「営業定例用」などの用途に応じたテンプレートを自動生成します。このプロセスにより、誰でも簡単にAIを自社の業務に合わせてカスタマイズし、高品質なアウトプットを得られるようになります。
2. 議事録作成の手間を削減
一度テンプレートが作成されれば、次回の会議からAIがそのテンプレートを用いて議事録を全自動で生成します。これにより、従来数時間かかっていた議事録作成業務がわずか数分で完了し、その時間を企画立案や顧客対応などのコア業務に充てることが可能です。
3. 議事録品質の標準化
異なる担当者が作成しても常に統一されたフォーマットの議事録が作成されるため、過去の会議情報が誰にとっても分かりやすく、簡単に活用できるものとなります。これにより、組織全体の情報活用レベルが引き上げられ、過去の意思決定プロセスの透明化にも寄与します。
SecureMemo / SecureMemoCloudの特徴
Nishikaのオンプレミス型AI音声文字起こしソフト「SecureMemo」は、セキュリティが非常に高く、外部ネットワークから遮断された環境で安心してデータを処理できます。また、96.2%の文字起こし精度を誇る独自開発の音声認識AI「shirushi」も搭載されており、明瞭でない音声やノイズの混じった場合でも正確に文字起こしを行います。
一方、クラウド型の「SecureMemoCloud」は、高速処理が可能であり、会議後すぐに要約結果を確認できます。さらに、多言語対応もしており、国際会議や海外拠点との連携に役立つ翻訳機能も搭載しています。
Nishikaについて
Nishikaは「テクノロジーですべての人が誇りを持てる社会を」というビジョンを掲げ、企業の生産性を高める新たなデータ資産の創出に注力しています。特にSecureMemo/SecureMemoCloudを通じて、日本のビジネス会議における会話情報を正確に記録・構造化し、より価値ある情報活用の実現を目指しています。
このように、議事録作成を簡素化しつつ、業務効率を格段に引き上げる新機能の登場は、多くの企業にとって価値のあるソリューションとなるでしょう。