エチオピアの人道危機:国連・JICA・NGOが語る現状と課題
エチオピアでは、紛争や気候変動の影響で、2,100万人以上が深刻な人道危機に直面しています。これは全世界で4番目に多い数であり、国民の6人に1人が支援を必要としている状況です。現地の人々は飢え、病気、避難の危機にさらされており、喫緊の支援が必要です。
しかし、日本を含む国際社会では、エチオピアにおける過酷な現状や支援の不足について、十分に認識されていないのが現状です。
そこで、認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは、同国の現状を伝え、支援機関間の連携強化を促進することを目指し、オンラインイベント「知られざるエチオピアの人道危機〜国連・JICA・NGOそれぞれの視点〜」を開催します。
イベント概要
このイベントでは、エチオピアで支援活動を行う国際連合人口基金(UNFPA)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、JICAエチオピア事務所、国際NGOグッドネーバーズ・ジャパンが、それぞれの視点からエチオピアの実情や課題、そして人道・開発・平和の連携(HDPネクサス)に資する支援活動を紹介します。
後半のパネルディスカッションでは、今後の更なる機関間の連携に向けて、活発な議論が展開される予定です。
登壇者プロフィール
- - 小坂 順一郎氏(UNHCR駐エチオピア代表事務所 渉外官)
- - 高野 晋太郎氏(JICAエチオピア事務所 次長)
- - 野々垣 晶代氏(国連人口基金エチオピア事務所 人道支援プログラム分析官)
- - 松隈 舞氏(特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパン 海外事業部アフリカ1課課長(エチオピア駐在員))
イベント詳細
- - 日時: 2024年6月28日(金)日本時間19:00~(20:30頃終了予定)
- - 対象: どなたでもご参加いただけます
- - 参加費: 無料
- - 視聴方法: Youtubeライブ配信(お申込みいただいた方に、視聴用URLを送信いたします。)
- - お申込み方法: こちらのフォーム に必要事項をご記入の上、送信してください。
エチオピアの現状を知り、そこに住む人々の未来を共に考えてみませんか?国際協力の分野で働く方、支援くださっている方、ご関心のある方、皆さまのご参加をお待ちしております。
グッドネーバーズ・ジャパンについて
特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパンは、国際組織グッドネーバーズ・インターナショナルの一員として、2004年に設立されました。「子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会」を目指し、国内外の子ども支援を行っています。公益性の高い団体である「認定NPO 法人」として東京都から認可を受けています。
グッドネーバーズ・ジャパンのウェブサイト
エチオピアの人道危機:現状と課題、そして未来への希望
エチオピアの人道危機は、紛争や気候変動、経済問題など、複雑な要因が絡み合い、深刻化しています。このイベントを通じて、これまであまり知られていなかったエチオピアの現状を知ることができ、改めて国際社会における支援の重要性を認識しました。
各登壇者は、それぞれの立場からエチオピアで直面する課題や支援活動の現状を具体的に説明し、現場の状況がより鮮明に伝わってきました。特に印象的だったのは、国連機関やJICA、NGOそれぞれが独自の視点と強みを持ち、連携することでより効果的な支援を実現しているという点です。
しかし、課題も多く存在します。例えば、資金不足やアクセス制限、そして支援に対する理解不足などです。これらの課題を克服し、より効果的な支援を継続していくためには、国際社会全体でエチオピアへの関心を高め、協力体制を強化していく必要があります。
イベントの最後に行われたパネルディスカッションでは、今後の連携強化に向けた活発な議論が展開されました。各機関がそれぞれの専門性を活かし、協力することで、エチオピアの人々の生活を改善し、より明るい未来を創造していくことができるという希望を感じました。
このイベントは、私たち一人ひとりがエチオピアの人道危機について深く考え、行動を起こすためのきっかけとなるでしょう。支援活動への参加や寄付、そして情報発信など、自分のできる範囲で、エチオピアの人々を支援していきましょう。