東大発AIとシェアエコノミーの融合: カスタメディアとDeepcraftが業務提携
株式会社カスタメディアと東大松尾研発のAI開発企業Deepcraftは、新規事業におけるAI開発事業に関する業務提携を発表しました。この提携により、両社の強みを活かした革新的なサービスが誕生し、シェアリングエコノミー市場に新たな波を起こすことが期待されます。
カスタメディアは、マッチングサイトやシェアリングエコノミーサイト構築パッケージ「カスタメディアMASE」を提供しており、これまでに約700サイトの構築実績を誇ります。一方、Deepcraftは、AIソフトウェアを活用したDX推進事業を展開し、生成AI技術の導入支援や最適化技術による計画最適化ソリューション「Chainer」の開発など、AI技術の研究開発に注力しています。
今回の業務提携は、カスタメディアのマッチングサイト構築ノウハウとDeepcraftのAI技術が融合することで、より高度なプラットフォーム構築を可能にすることを目指しています。具体的には、DeepcraftのAI技術を活用することで、顧客のビジネスニーズに合わせた最適なマッチングアルゴリズムやコミュニティ形成のためのAIツールなどを開発し、より効率的かつ効果的なサービスを提供していく予定です。
生成AI技術で新規事業の成功確率を高める
近年、シェアリングエコノミー市場は急速に拡大しており、2022年には市場規模が2兆6,158億円に達しました。しかし、新規事業の立ち上げは成功率が低いことも事実です。
カスタメディアとDeepcraftは、この課題解決に向けて、生成AI技術を活用した新たなサービスを提供することで、新規事業の成功確率を高めるとともに、よりユーザーにとって価値のあるサービスを提供することを目指しています。
Deepcraftの代表取締役CEOである阿部武氏は、今回の提携について、「急成長しているシェアリングエコノミー市場において、カスタメディア様の豊富な実績と弊社のAI技術を組み合わせることで、新たな価値を生み出せることを期待しています。」とコメントしています。
シェアエコな社会の実現に向けた取り組み
カスタメディアの代表取締役である宮﨑耕史氏は、「AI分野で最先端を走るDeepcraft社の強みを活かし、先進性のあるプラットフォームの構築から活性化に至るまで、新規事業やスタートアップの伴走支援を推進してまいります。」と述べています。
両社は、今回の業務提携を通じて、シェアリングエコノミーの普及促進とよりよいシェアでエコな社会の実現に向けて、積極的に取り組んでいくことを表明しました。
Deepcraftについて
Deepcraftは、2024年6月に「松尾研発スタートアップ」に正式認定された企業です。松尾研究室の理念を継承し、AI技術を駆使して社会課題の解決を目指しています。
Deepcraftの主な事業内容
最適化AI開発: ロジスティクス、化学プラント、配船運行計画など、様々な分野における最適化ソリューションを提供。
生成AI開発: マーケティングコンテンツ、社内チャットボット、テキスト生成など、様々な用途に対応可能な生成AIソリューションを提供。
AI-OCR: 文書デジタル化を効率化するAI-OCR技術を提供。
カスタメディアについて
カスタメディアは、「よりよいシェアでエコな社会の創造に貢献する」をビジョンに掲げ、マッチングサイトやコミュニティサイト構築システムを提供しています。
カスタメディアの主な事業内容
マッチングサイト・シェアリングエコノミーサイト構築システム「カスタメディアMASE」: ビジネスマッチング、クラウドソーシング、フリマ、求人、副業など、多様なニーズに対応可能なプラットフォーム構築システムを提供。
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コミュニティサイト・会員制サイト構築システム「カスタメディア」: ファンコミュニティ、ポータルサイトなど、様々なコミュニティサイト構築を支援。
まとめ
カスタメディアとDeepcraftの業務提携は、シェアリングエコノミー市場に新たな革新をもたらす可能性を秘めています。両社の強みを融合することで、より高度なプラットフォーム構築が可能となり、ユーザーにとってより便利で価値のあるサービスが提供されることが期待されます。今後の展開に注目していきましょう。