福島に宇宙工場誕生
2025-03-27 09:20:41

福島県に新たな宇宙開発拠点が誕生!ElevationSpaceが工場を開設

福島に誕生した新たな宇宙開発の拠点



2025年3月、株式会社ElevationSpaceが福島県南相馬市に新たな工場を開設し、宇宙環境利用のためのプラットフォームの量産体制を整えています。このプロジェクトは、今後の宇宙事業の発展を目指す重要なステップとして期待されています。

工場開設の背景



ElevationSpaceは、2040年代の宇宙環境利用ニーズの高まりに応えるため、福島工場の設立に踏み切りました。この新工場の主な目的は、宇宙環境を利用した実証・実験を行った後、地球に安全に帰還可能な宇宙機の開発と量産です。特に、来たる2026年後半に予定されている技術実証機『あおば』の打ち上げに向けた体制づくりが重要です。

工場は三菱倉庫が運営するインキュベーション施設「MLC SPACE LAB」の中に位置し、組み立て設備と環境試験設備を整備。小型再突入カプセルを搭載した人工衛星の量産を実現し、年間複数機の製造能力を確保することで、宇宙環境利用の拡大に寄与することを目指しています。

地域への貢献



この工場の開設は、地域経済への貢献も見据えています。福島県からの支援を受けながら、ElevationSpaceは地域社会と協力し、地元の雇用を創出することで地域発展に繋げる目標を持っています。

CEO小林稜平のビジョン



ElevationSpaceの代表取締役CEO、小林稜平氏はこの工場の運営がもたらす意義について、「福島工場の稼働開始は、当社にとって重要なマイルストーンです。ここでの高度な組立作業と品質管理を行うことで、商業宇宙利用の拡大を実現します」と語っています。2026年の技術実証機『あおば』の成功に向け、全社員が団結して取り組む意志を示しました。

「ELS-R」サービスの展望



ElevationSpaceは「軌道上のヒト・モノをつなぐ交通網の構築」をビジョンとして掲げ、日本が誇る小型再突入技術を軸にしています。国際宇宙ステーション(ISS)の運用終了が2030年に予定される中、未来の宇宙環境利用の場を見据えた「ELS-R(イーエルエスアール)」プラットフォームの提供を目指しており、無人の小型衛星で無重力空間での実験を行い、その成果物を地球に帰還させる国内初のサービスを展開しています。

このプロジェクトの詳細は、コンセプトムービーを通じて紹介されています。興味を持った方は、ぜひ一度ご覧いただければと思います。

人材募集の強化



ElevationSpaceでは、今後の事業拡大を見据え、全ポジションでの採用を強化しています。「宇宙での生活を実現し、人類の未来を豊かにする」というミッションに共感する方々に新たな仲間となっていただくべく、採用ページも開設されています。

今後の宇宙の発展に向けたElevationSpaceのニーズに応えられる、多くの方の応募が期待されています。

福島県南相馬市における新たな宇宙開発拠点の設立は、地域の活性化と宇宙ビジネスの拡大に大きく貢献することでしょう。これからの取り組みから目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社ElevationSpace
住所
宮城県仙台市青葉区花京院2-1-65いちご花京院ビル9階
電話番号

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