株式会社ミライト・ワン、国内初の水冷コンテナ型データセンターを設置
株式会社ミライト・ワンが、同社の新木場ビルにおいて、日本国内初となるデルタ電子のLTA CDUを搭載した水冷コンテナ型データセンターを商用初号機として設置しました。このデータセンターは、近年のデジタル化の推進や生成AIの進展により、高まるデータセンターの需要に応えるための革新的なテクノロジーです。
水冷技術の重要性
近年、データセンターにおけるGPUの性能向上は目覚ましく、それに伴い、従来の空冷手法では十分な冷却が難しくなってきました。このため、ミライト・ワンは水冷技術への切り替えを図ります。特に、AALC(水冷技術)は、米国を中心に普及が進んでいますが、日本では未だ導入が少ない現状です。
この技術は、冷却液を空調システムで冷却しながら、狭い設置面積での運用を可能にする点で注目されています。大規模な水冷配管工事が不要であり、既存の空調設備を最大限活用できる導入の容易さも大きなメリットです。
水冷コンテナ型データセンターの詳細
本水冷コンテナ型データセンターは、次世代のインフラ基盤を構築するための実証実験施設として位置づけられ、2026年9月以降に運用開始を目指しています。この施設では、高性能GPUサーバーとIOWN技術を組み合わせた運用が行われ、国内外への販売も計画されています。
本データセンターの設置により、エンタープライズ系事業者は、クラウドにアップロードできない重要な機密データを安全に取り扱うプライベートクラウド環境を整備することが可能になります。また、物流倉庫事業者が余剰電力を活用し、事業の効率化を図るシナリオも期待されています。
エコな未来を目指す
現代において、環境への配慮は企業にとって重要なテーマです。本水冷コンテナDCは、従来の空冷GPUと比較してエネルギー効率を大幅に向上させるため、脱炭素を実現しながら、さらなる事業性向上も期待されています。冷却設備の構造がシンプルであるため、設置工事の期間短縮や施工ミスのリスク軽減にもつながります。
まとめ
株式会社ミライト・ワンは、1946年の創業以来、通信インフラのほか、エネルギーや交通分野のインフラ構築に携わり続けてきました。今後も技術と挑戦を生かし、サステイナブルな未来の実現を目指す同社の取り組みは、インフラ業界に新たな風を吹き込むことでしょう。本水冷コンテナDCは、その象徴的な存在として、未来のデータセンターの形を示しています。