Salesforce、Tableauの日本語対応を実施
株式会社セールスフォース・ジャパンは、2025年3月21日より、Tableau PulseとTableau Agentの日本語対応を開始することを発表しました。この新機能により、ユーザーは日本語で自然にデータと対話し、視覚的なインサイトを基に迅速かつ的確なアクションを導き出せるようになります。
Tableau AIの力
Tableau AIは、データ分析とビジュアライゼーションを強化するために設計されたAI機能のセットで、Tableau PulseとTableau Agentの2つのコンポーネントから成り立っています。これらを統合することで、ユーザーは効率的に必要なインサイトを得られるようになり、データアナリストの負担を大幅に軽減できます。AI技術を活用することで、さまざまなデータソースからリアルタイムに分析を行い、各ビジネスニーズに即したインサイトが提供されます。また、SalesforceのEinstein Trust Layerを介することで、高い安全性も確保されています。
Tableau Pulseの特徴
Tableau Pulseは、ビジネスユーザー向けのAIアシスタント機能として設計されています。このツールにより、ユーザーはビジネスの進捗を示す指標をいつでも確認でき、重要な変化についてのインサイトを文書として受け取ることができるようになります。さらに、ユーザーが興味をもつデータに対して、分析のための質問を自動的に提案するため、明確なアクションが伴った分析がしやすくなります。また、自然言語によるチャット形式でデータと対話することが可能であり、これまでにない簡便さが特徴です。
Tableau Agentの利便性
一方、Tableau Agentはアナリスト向けのAIアシスタント機能として、データ分析をサポートします。その優れた機能により、ユーザーは自身のアナリティクスを導き、ビジュアライゼーションの作成が一段と容易になります。これはデータに関連する質問に答えるだけでなく、最適なビジュアライゼーションの提案も行います。このように自動化された機能を持つことで、効率的にダッシュボードを作成することができ、ユーザーの時間を節約します。
導入方法とコスト
Tableau Pulseの基本機能は、全てのTableau Cloudエディションで利用可能で、プレミアム機能およびTableau AgentはTableau+のエディションで取り入れることができます。これにより、さまざまなユーザーが自分のビジネスに即した分析を行うことが可能になるでしょう。
ユーザーの声
株式会社リバネスナレッジの平塚武氏は、「Tableau PulseとTableau Agentによってデータに基づく意思決定が加速しました」と語ります。特に、日々の業務での活用により、情報のキャッチアップが容易になったと述べています。
Salesforceの未来
Salesforceは、企業のビジネス再構築を支援するためにAIを活用するプラットフォームを提供しています。その中で、AgentforceやCustomer 360アプリケーション、Data Cloud、Einstein AIの統合が進むことで、より効率的なビジネスの実現が期待されています。さらに、Tableau Nextの登場により、全く新しい分析体験が提供される予定です。
詳細情報や最新機能については、Salesforceの公式ウェブサイトを訪れることで確認できます。