信濃町における農業ロボット実証実験お披露目会
令和元年より、信濃町で進められてきた自動草刈機の実証実験がいよいよお披露目されます。過疎化が進む地方において、労働力の不足が深刻な問題となっていますが、今回の取り組みはその解決に向けた一つの道筋を示しています。
自動運転草刈機の開発
このプロジェクトでは、ロボティクスとIoT技術を駆使して、特に稲作用の畦畔部での草刈作業を自動化することを目指しています。長野県信濃町においては、稲作に関する草刈作業はシーズン中に数回行う必要があり、手間とコストがかかります。これを改善するため、SRIでは自動草刈機の開発を進めてきました。
特に草刈り作業は、農業経営において重要な非生産的作業の一つであり、労働意欲を削ぐ要因ともなり得ます。本事業の実施によって、草刈り作業の負担を軽減し、農業の効率化を図ります。これにより、農業に従事する若者の回帰を促す一助となることが期待されます。
お披露目会の詳細
お披露目会は、2021年11月22日(月)14時より、信濃町の圃場にて開催されます。開会の言葉は信濃町の横川町長が担当し、SRIの赤堀氏が本お披露目会の趣旨を説明します。技術に関するプレゼンテーションも行われ、続いて自動運転草刈機の実演が予定されています。
参加者は、汚れても良い靴でお越しください。なお、雨天の場合は別の会場で開催されるため、事前に情報を確認しておくことが重要です。
今後の展望
今回の発表は単なる技術の紹介にとどまらず、信濃町が農業支援ロボットやIoT技術の社会実装を加速するための取り組みでもあります。技術的課題を克服しつつ、新たな農業関連産業の育成を目指しています。このプロジェクトが持続可能な農業の未来を切り開くプロセスとなることでしょう。
参加方法
参加希望者は、11月20日(土)までに専用フォームからお申し込みください。農業の未来を実演で体験し、先進技術を身近に感じるこの機会をぜひお見逃しなく。詳細情報は
SRIの公式サイトにて確認してください。
自動草刈機の進化
本プロジェクトでは、牛越製作所の量産試作機「かるずらー KZ-05」を基に、リモート操作や状況監視が可能なプラットフォーム「Symphony_Base©」も導入しています。これにより、農業従事者は手間をかけずに草刈り作業を効率良く行えるようになります。
この取り組みによって、信濃町は農業の新たな展開を目指し、地域の活性化にも寄与することでしょう。信濃町で農業の未来を支える技術革新にぜひご注目ください。