成蹊大学が新たな挑戦!初の高校生ビジネスプランコンテスト
東京都武蔵野市に位置する成蹊大学は、未来の起業家精神を育成するため、「高校生ビジネスプランコンテスト2025」を2025年12月20日(土)に初めて開催します。この大会では、全国から73チームがエントリーし、その中から選抜された8つのチームが決勝でビジネスプランを発表し、各々が社会課題解決のための革新的なアイデアを競い合います。
コンテストの意義
現在、私たちの社会はさまざまな課題に直面しています。SDGsをはじめとする持続可能な開発目標や地域活性化は、今や国や企業だけでなく、私たち一人一人が主体的に取り組むべきテーマです。特に若い世代の柔軟な発想は、新たな解決策を生み出す大きな力となります。このコンテストを通じて、高校生たちは社会問題をビジネスの視点で考える機会を得られ、探究心や情報分析力、コミュニケーション能力などを育むことが期待されています。
コンテストの概要
この特別なイベントは、2026年度に開設予定の成蹊アントレプレナーシッププログラム(SEP)の理念を体現するものです。このプログラムは、分野を超えて新たな価値を創造する力を育むことを目的としており、以下の目的で運営されています。
- - 高校生に対し、社会課題解決型のビジネスプランを考える機会を提供し、起業家精神を育成すること
- - 成蹊大学が持つ課題解決手法やビジネスプランの作成方法を若者に還元すること
- - SEPの理念を広く発信すること
決勝大会の詳細
決勝大会は成蹊大学で行われ、選ばれた8チームによる各10分間のプレゼンテーションが行われます。審査基準は、ビジネスプランの独創性や収益性、継続性、そしてプレゼンテーションの表現力など、多岐にわたります。
審査員には、成蹊大学の前学長である北川浩氏をはじめ、東京大学副学長や著名企業の役員など、ビジネス界での実績を持つ専門家が名を連ねています。
決勝に進出したチームたち
決勝に進出したチームは多様な分野から提案を行います。例えば、大妻多摩高校の「Wonder'R」は「動物界隈にSDGsを拡散せよ!!」というテーマで、新たな価値を提案。さらに、京都府立桂高校の「京野菜班」は、地域の伝統野菜を利用した収益化モデルを発表予定です。また、佼成学園の「HOPE」は、メモをテーマにしたプランを展開するなど、高校生たちの独自の視点が光るプロジェクトが揃っています。
このコンテストは、高校生たちにとって社会的な課題をビジネスの視点で解決する貴重な体験であり、未来の起業家やリーダーとして成長していくための重要な第一歩となることでしょう。
成蹊大学は、これからも次世代の人材育成を推進し、社会に貢献する取り組みを続けていきます。