サンケイビル、首都圏で冷凍冷蔵倉庫の新プロジェクト開始
株式会社サンケイビルは、埼玉県春日部市、千葉県千葉市美浜区、千葉県松戸市で冷凍冷蔵倉庫の開発を開始することを発表しました。このプロジェクトは、冷凍食品の需要増加や、既存の冷凍冷蔵倉庫の老朽化、さらにはフロンガス規制の強化など、水面下で進展する様々な物流ニーズに応えるためのものであり、3つの物件を開発する計画です。
プロジェクト詳細
【1】SANKEILOGI春日部
新たに建設される冷凍冷蔵倉庫は、埼玉県春日部市に位置します。この物件は、国道16号に面し、交通が円滑に行える立地となっており、近隣にはイオンモール春日部もあり、顧客の利便性を向上させています。
- 敷地面積:5,593.58㎡(約1,692.06坪)
- 延床面積:12,520.50㎡(約3,787.45坪)
- 倉庫は地上4階建てBOX型で、様々な温度帯に対応。
- 2階は温度が調整可能で、目的に応じた倉庫利用が可能です。
この施設には省エネ型の水冷式冷却設備が搭載され、入居テナントの運用コスト削減に寄与する見込みです。2025年7月着工予定で、2027年3月には竣工の予定です。
【2】千葉市美浜区新港物流施設計画
次に、千葉市美浜区に位置する新しい物流施設が、千葉湾岸エリアにおいて建設される予定です。この施設は、東関東自動車道や京葉道路近くに立地しており、都心への配送がスムーズに行えます。最大4テナントが入居可能なマルチテナント型を採用し、冷凍冷蔵の温度帯を持つ倉庫と常温のドライ倉庫を複合した構造となっています。
- 敷地面積:25,152.05㎡(約7,608.50坪)
- 延床面積:54,600.37㎡(約16,516.61坪)
- 地上4階建のスロープ型。
また、最上階には海を眺めながらくつろげるラウンジが2か所設置される予定で、従業員の働きやすい環境づくりにも配慮されています。2025年7月に着工し、2027年6月の竣工を目指しています。
【3】SANKEILOGI松戸
最後に、松戸市では冷凍冷蔵倉庫棟とドライ倉庫棟の2棟構成の冷凍冷蔵倉庫が建設される予定です。新しい施設は、都心に近い立地で、常磐線「北松戸」駅からも徒歩圏内にあり、周辺の雇用確保にも寄与します。
- 敷地面積:15,379.80㎡(約4,652.39坪)
- 冷凍冷蔵棟:地上4階建BOX型、延床面積:約12,088㎡(約3,656坪)
- ドライ倉庫棟:地上5階建で、最大3テナントへの分割貸しも可能。
これらの新しい冷凍冷蔵倉庫は、冷凍食品や物流業界のニーズに応じた施設となり、多様な利用が期待されます。2026年1月に着工し、2027年5月の竣工予定です。
これらのプロジェクトにより、冷凍冷蔵物流業界のさらなる発展が期待されるなか、今後の動きが注目されます。サンケイビルによる公式情報は、
公式ウェブサイトにて確認できます。