株式会社健生とエス・エム・エスフィナンシャルサービスが提携、障害児通所支援事業者に新たな資金サポートを提供

厳しい運営環境に新たな風を吹き込む提携の実現

株式会社健生（宮城県仙台市）は、2025年3月14日に株式会社エス・エム・エスフィナンシャルサービス（東京都港区）と業務提携を締結し、「カイポケ早期入金サービス」の特別条件での提供を開始した。このサービスは、障害児通所支援事業に携わる事業者を対象にしており、業界内で高い評価を得ている。

提携の内容と条件

今回の提携により、Kensei療育.netの契約者が利用できるカイポケ早期入金サービスでは、障害福祉事業所向けの特別条件が設けられている。利用者は、Kensei療育.netの契約者であることが条件で、事業所が所在するエリアがサービス提供地域内でなければならない。また、エス・エム・エスフィナンシャルサービスによる所定の審査も通過する必要がある。

この新たなサービスの導入は、障害児通所支援事業が直面する資金繰りの不安を軽減することを目的としている。地域の障害児およびその家族を支える障害児通所支援事業は、制度改定や人材不足の影響を受けており、その運営は年々厳しさを増している。健生は、そんな状況の中で事業者が安心して運営できる環境を整えることを目指している。

主な支援内容と健生の役割

株式会社健生は、障害福祉分野において「非FC型」の開業支援・運営支援を行い、これまでに約300件の開業をサポートしてきた。具体的には、開業計画の立案や物件の選定、資金調達や採用、さらに開所後の運営サポートまでを包括的に行っている。これにより、事業者は資金面での心配を軽減し、本来の業務に専念できる。

エス・エム・エスフィナンシャルサービスの役割

パートナーであるエス・エム・エスフィナンシャルサービスは、介護・医療・障害福祉の分野に特化したファイナンスサービスを提供しており、今回の提携により、障害事業者の資金繰りを支える体制を強化した。特に、「カイポケ早期入金サービス」を通じて効率的に資金を調達できる環境を提供することが期待されている。

今後の展望

今後も株式会社健生は、財務面の支援にとどまらず、ミッション・ビジョン・バリュー（MVV）の策定や行動指針の整備等も含め、障害児通所支援事業者の組織づくりと事業安定化を全面的に支援していく方針だ。地域での福祉サービスの重要性はますます高まっており、健生の取り組みが広く多くの事業者に届くことを願っている。