タイ矢崎電線のアルミ新工場が開所
2023年8月19日、とうとう長い道のりを経て、タイ王国のサムットプラーカーン県に「タイ矢崎電線株式会社 アルミ新工場」が完成しました。この工場の開所式には約100名の関係者が集まり、祝賀ムードの中で新たなスタートを切りました。
増強される生産能力
新工場の開設により、タイ矢崎電線のアルミ電線の生産量は従来の約3倍にまで増強されることになります。主要な生産品は、送電用と配電用のアルミ電線です。タイの電力需要が高まる中、これに対応するため、タイ電力公社のための送配電網用アルミ電線の他、自動車向けのアルミハーネスの生産も視野に入れています。
地元への貢献
矢崎エナジーシステム社長の矢﨑航氏は開所式で、「長い歴史の中でかけがえのない信頼と支持をいただき、今日に至ることができた」と感謝の意を示しました。彼は、未来に向けても安全と品質を最優先し、環境への配慮を忘れない企業であり続けることを誓いました。新工場は地域雇用の創出や環境保全といった社会的責任への取り組みも強化し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。
新工場の設備と技術
新工場では高性能な設備が導入されています。具体的にはアルミを薄く加工する圧延設備が取り入れられ、効率的かつ環境に配慮した製造プロセスが構築されています。工場は約145,464平方メートルの敷地に、21,791平方メートルの工場建屋を有し、270名の従業員が新たな挑戦に挑むことになります。今後、電力インフラの高度化や再生可能エネルギーの普及が求められる中で、これらの新設備が力強く機能していくことが期待されています。
タイでの事業の始まり
矢崎の歴史は1962年から始まりました。当初はタイ矢崎電線有限公司が設立され、以来60年以上の歴史を刻んできました。タイは、矢崎にとって重要な海外拠点であり、ここでの経験が他の国へも広がりを見せています。
未来への期待
新工場のオープンを契機に、矢崎はさらなる成長を目指します。急速に変化する市場の中で、顧客の期待を超える製品とサービスの提供をお約束し、タイだけでなくASEAN地域全体の発展に貢献していく意向です。これからの10年、20年を見据え、地域とともに歩む企業としての姿勢を貫いていくことでしょう。
このように、タイ矢崎電線の新工場の竣工は、これからの電力供給に大きな影響を与えることが期待されており、地域社会にとっても重要なイベントとなっています。