泉大津市で行われる映画上映会
泉大津市では、人権週間(12月4日〜10日)に関連する企画として、12月13日(土)に「人権問題を考える市民のつどい」として映画『桜色の風が咲く』の上映会を開催します。このイベントを通して、市民にお届けしたいのは「ちょっと気にかけるところから、できるところから始めませんか」というメッセージです。
「桜色の風が咲く」とは
映画『桜色の風が咲く』は、視力と聴力を失いながらも、世界で初めて盲ろう者の大学教授となった福島智さんと、母・令子さんとの絆を描いた感動的な作品です。この映画が訴える「そばで気にかけることが人を支える力になる」という内容は、市が進める見守り活動や人権施策にも深く関連しています。映画を鑑賞することだけでなく、参加者が得た気づきを「自分にできる小さな一歩」に変えることが、この上映会の目的です。
当日のプログラム
上映会では、映画鑑賞だけでなく、様々な体験が用意されています。
1.
映画『桜色の風が咲く』上映
この作品は、寄り添うことや生きる力を取り戻すことの重要性を考えるものです。観客全員が「共に生きる」ことの意味を深く感じられるでしょう。
2.
目・耳の不自由さ体験ブース
視覚障がい体験にはアイマスクを使用し、聴覚に課題を持つ状況でのコミュニケーション体験を行います。これにより参加者は、他者の立場を理解し、日常生活での視点を変えることができるきっかけとなることでしょう。
3.
今日からできる気にかける行動、「ながら見守り」登録ブース
この活動は、散歩や通勤、買い物などの際に地域の様子を気にかける市民参加型のプログラムです。参加者は、見守りの活動内容を知り、登録手続きを行うことができます。実際に約250名の新規登録者が生まれたことが報告されています。
開催概要
- - 日時:令和7年12月13日(土)13:00〜15:30(12:30開場)
- - 場所:テクスピア大阪 大ホール
- - 対象:市内在住、在勤、在学の方
- - 定員:300人(当日参加可・事前申込優先)
- - 参加費:無料
- - 申込方法:12月11日(木)までにウェブフォーム、電話、FAX、郵送のいずれかでお申し込みが必要です。
このイベントは、参加することで自己の気づきを得るだけでなく、他者に対する優しさを実感する機会となります。ぜひ多くの方々に足を運んでいただきたいと思います。