大手企業開拓AI『Sales Retriever』が新たな一歩を踏み出す
Sales Retriever株式会社が、PKSHA Algorithm FundやANOBAKAからの投資を受け、累計9,500万円の資金調達を実現しました。これによって、さらに大手企業へのアプローチを強化していく方針です。
大手企業開拓の背景
国内のBtoB市場では、大企業をターゲットにした営業活動が盛んになっています。オプロによる調査では、法人向けサブスクリプション企業のうち、大企業を狙う割合が2025年に25%に達する見込みです。この「エンタープライズシフト」が進む中、大手企業の数は限られているため、効率的な開拓手法が求められています。
2021年の中小企業庁のデータによると、大企業数は1万364社で、企業全体のわずか0.3%に過ぎません。このため、中小企業と異なり、営業活動はより多くのステークホルダーとの合意を求められ、プロセスが複雑になります。
大手企業開拓の複雑さ
大手企業を開拓するには、関与する部門や意思決定者をしっかりと把握する必要があります。Forresterの調査によれば、B2Bでは平均して13人が購買判断に関与し、89%の場合、複数の部門が関わっています。このような背景から、従来のアプローチ方法では効率的に接点を持つことが困難になっています。
国内の調査では、テレアポ成功率は0.5%から3%にとどまっており、多くの企業が自動応答システム(IVR)を導入しているため、電話を通じてのアプローチが難しくなっています。したがって、営業活動の質と情報の精度がますます重要視されています。
『Sales Retriever』の役割
Sales Retrieverは、企業の公開情報や組織情報を駆使して、大手企業の組織構造や主要部門、キーパーソンを特定するAIツールです。これにより、どの部署にアプローチすべきか、どのような課題に対応する必要があるかを効率的に把握できるようになります。
特許技術に基づくこのツールは、他のAIツールの6倍の性能を発揮し、リサーチと提案準備を迅速かつ正確に行います。これにより、営業担当者の負担を軽減しながら、質の高い提案ができるようになるのです。
導入状況と成果
富士通やエスプールなどの上場企業がSales Retrieverを導入し、初回商談の質向上や商談数の増加といった成果を上げています。導入後、大手企業への商談数が前年の2倍に増加した企業もあるとのことです。このような実績は、Sales Retrieverの導入効果を示すものといえるでしょう。
投資家の期待
PKSHA Algorithm Fundの海老原秀幸パートナーは、Sales Retrieverの準備プロセスの速さと精度を評価し、今後の成長に大きな期待を寄せています。また、ANOBAKAの小田紘生キャピタリストも同様に、このサービスが多くのユーザーに支持されていることを強調しています。
今後の展望
調達した資金は、機能の拡充やAIの精度向上、CRMシステムの構築に充てられる予定です。特に営業組織に特化した支援を強化し、お客様のニーズに応えるプロダクトへと進化させる計画です。営業担当者がより迅速に質の高い提案を行えるように、今後の展開がますます楽しみです。
Sales Retrieverは、営業支援の領域に変革をもたらす存在として、今後も注目が高まるでしょう。さらに詳細な情報については、公式ウェブサイトを訪れてみてください。
Sales Retriever株式会社について
- - 代表者: 松本 成行
- - 所在地: 東京都千代田区神田和泉町1番地6-16 ヤマトビル405
- - 事業内容: 営業向け業務支援AIおよびBPOの提供
- - URL: Sales Retriever