YAMAGIWA九州支店、LITライティングデザインアワード2025受賞
株式会社YAMAGIWA(本社:東京都港区、CEO:松川晋也)が手掛ける九州支店は、アメリカ・ロサンゼルスに本拠を置く「Farmani Group」による国際的な照明デザイン賞「LIT Lighting Design Awards 2025」のWorkplace Lighting Design部門で、WINNER(優秀賞)を獲得しました。この栄誉ある賞は、世界中の優れた照明デザイナーや専門家を称えるもので、優れた照明計画が評価されました。
街と空間をつなぐ光の設計
受賞した「YAMAGIWA九州支店」の照明計画は、都市空間と調和する美しさを追求しています。大通りに位置するこのショールーム兼オフィスは、訪れる人々に落ち着いた光の体験を提供し、周囲の街並みに自然に馴染むようなデザインが施されています。
特に、ショールーム全体に施されたカーテンの間接照明により、展示照明の電球色を際立たせる青を基調にしたカラーライティングが使われており、高品質の素材で作られたカーテンが重なり合って、幻想的な光の効果を生み出しています。この工夫により、カラフルな光が柔らかく広がり、奥の展示照明と相まって、訪れる人々の心を癒す空間が現れます。
カラーライティングは、時間帯に応じた明るさの調整が可能で、朝方は明るい白、夕刻には朱色と濃紺が調和した柔らかな変化を演出します。また、来訪者への「ウェルカムライティング」が設定されており、特別な体験を提供しています。
持続可能性への取り組み
YAMAGIWAの照明計画は、持続可能なエネルギー利用を考慮した設計が施されています。ショールームおよびオフィス全体はDALI制御で管理され、営業時間外には展示照明が自動的に消灯する仕組みが導入されています。カーテンのカラーライティングも、周囲の明るさに応じて適切な明るさを維持し、エネルギーの無駄を減少させます。外部の環境に馴染むよう考慮したこの取り組みが、街の心地よい光環境づくりに寄与しています。
オフィスでは「機能的に空間を彩る」ことが重要視され、グレア(眩しさ)を配慮したペンダント照明が採用されています。このデザインは、通路照度を抑えつつ、作業面には十分な明るさを提供することで、従業員の快適な業務環境を実現しています。さらに、アンビエント照明が自動調光機能を備え、さらなるエネルギー効率を向上させています。
プロジェクトの概要
LIT Lighting Design Awardsは、照明のアートと科学の融合をテーマに、さまざまな分野で優れた功績を評価・表彰する国際的なアワードです。
YAMAGIWAについて
1923年に設立された株式会社YAMAGIWAは、日本の照明業界のパイオニアとして、革新的な光技術の開発に取り組んできました。「The Art of Lighting」をモットーに、美しく豊かな暮らしと社会の実現を目指し、光が生み出す独自の情緒的価値を提供し続けています。詳しくは、
YAMAGIWA公式サイトをご覧ください。