新たな定年制度
2024-12-13 10:48:16

大和ハウスが導入する新たな定年制度の全貌とは

大和ハウスが導入する新たな定年制度の全貌とは



2025年4月1日、大和ハウス工業株式会社が新たに「67歳選択定年制度」を導入することを発表しました。この制度は、同社の社員が自ら65歳または67歳の定年年齢を選択できる仕組みです。これは、多様な人材が活躍できる環境を作るための一環として位置づけられています。

シニア人財の活用を目指して



大和ハウスは、シニア人材の活躍を促進するために、さまざまな制度を整備してきました。2013年4月には、定年年齢を60歳から65歳に引き上げる「65歳定年制度」を導入。これに続き、2015年には65歳以降も働き続けることができる「アクティブ・エイジング制度」を導入しました。この制度により、労働意欲のあるシニア社員も年齢の制約に縛られることなく勤務可能となっています。

さらに、2022年4月には年齢による一律の役職定年を廃止し、60歳以降でも役職任用や昇格の機会を提供する制度へと改定しました。このような取り組みにより、シニア社員の豊富な経験や人脈が活かされ、若手社員への技術の伝承も促進されています。

シニア人財の新たな働き方



新たに導入される「67歳選択定年制度」は、シニア社員の選択肢を広げるものです。この制度により、意欲のあるシニア人材が65歳または67歳のいずれかを選び、自身のライフスタイルに合った働き方を続けることができます。これにより、企業は多様な人材がもたらす視点やアイデアを受け入れ、ダイバーシティ経営をより一層強化することができます。

ところで、これまでのシニア社員の処遇には、課題がありました。以前は60歳になると役職や給与が下がる一律の処遇が設定されていたため、シニア社員のモチベーションに影響を与えていました。そこで、大和ハウスは2022年4月からこの処遇体系を見直し、シニア社員のキャリアを支える環境を整備しています。

アクティブ・エイジング制度とその進化



「アクティブ・エイジング制度」は、定年退職後も嘱託再雇用の形で勤務を続けることを可能にする制度であり、2015年に導入されました。この制度も、2023年にはさらなる進化を遂げ、週4日勤務から週5日の勤務も選べる「現役同等コース」が設けられました。技術系職種については、年齢の上限も撤廃され、一層柔軟な働き方ができるようになりました。

このように、大和ハウス工業はシニア人財の活躍を支えるための制度を整え、企業経営に多様な視点をもたらすことを目指しています。この新しい「67歳選択定年制度」は、従業員が自身のライフスタイルに応じて働き方を選択できる素晴らしい機会であると言えるでしょう。今後のシニア世代の活躍に大いに期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
大和ハウス工業株式会社
住所
大阪府大阪市北区梅田3-3-5
電話番号
06-6346-2111

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