株式会社Tellusが衛星データAIモデル開発の新サービス「Tellus AI Playground」を開始

株式会社Tellusが新たに提供する「Tellus AI Playground」について

2025年8月19日、株式会社Tellusが新しいサービス「Tellus AI Playground」を発表しました。この新しいプラットフォームは、衛星データを利用したAIモデルの開発および検証を行うための最適な環境を提供することを目的としています。特に、事業開発や研究開発の分野において、企業やスタートアップにとって非常に頼もしいパートナーとなることでしょう。

「Tellus AI Playground」の特徴

このサービスは、ラベル付きの衛星データセット、基盤モデル、高性能GPUをパッケージ化して提供する法人向けのクラウドサービスです。これにより、企業は衛星データを活用したAIモデルの開発や検証を、より迅速かつ効率的に行えるようになります。これまでの課題であった初期コストや開発期間、人材確保の負担を大きく軽減することが可能です。

1. ビッグデータ時代の到来

現在、地球を観測する衛星は900基以上が運用されており、2032年には2,300基を超えると予想されています。これに伴い、膨大なデータが日々生成されることになります。こうした衛星データのビッグデータ化が進む中、宇宙情報産業の重要性は増し、衛星データ市場は2031年には約1兆円規模になる見込みです。日本にとっても、これは将来的に基幹産業となる可能性を秘めています。

2. AI技術の利活用

宇宙産業でのAI技術の活用は急速に進んでおり、企業やスタートアップの間でAIモデルの開発ニーズは高まっています。しかし、衛星データを活用したAIモデル開発には依然として多くの障壁が存在します。大量のデータ準備や基盤モデルの選定、高性能な計算環境の構築には、時間とリソースがかかるためです。そこで「Tellus AI Playground」は、これらの課題を解決するために設計されました。

提供内容と料金プラン

「Tellus AI Playground」は、ユーザーにさまざまな機能を提供します。具体的には、以下のような内容が含まれます：

- 学習データセットとして「Tellus Sentinel-2 Features」を使用し、Optical 10mの解像度で、土地被覆分類のラベル付けがされたデータを提供します。
- 基盤モデルとしてはSAM2やGeoRSCLIPを利用可能で、これによりセグメンテーションやビジョンと言語の統合が図れます。
- 高性能GPUは、NVIDIA H100 SXM 80GBを搭載し、CPUは24コア、メモリは240GBのスペックがあります。
- 利用料金は月額979,000円（税込）、最低利用契約期間は3ヶ月です。

キャンペーン情報

サービスリリースを記念して、2026年3月末までに申し込むと初月分が無料になるキャンペーンも実施中です。この機会を利用して、ぜひ早めにお申し込みください。

代表取締役社長のコメント

株式会社Tellusの山﨑秀人社長は、「Tellus AI Playground」を通じて、衛星データが社会のインフラとして当たり前に活用される未来を築いていく意義を強調しています。彼は、このサービスが新たな価値の創造につながると確信しており、持続可能で豊かな社会の実現に向けて貢献していくことを約束しました。

株式会社Tellusについて

株式会社Tellusは、東京都新宿区に本社を置き、衛星データの開発・運営を行う会社です。政府や商業を含む多様な衛星データを扱い、日本国内において最大規模のプラットフォームを誇ります。これからも、株式会社TellusはITとAIを駆使し、宇宙情報産業における新しいビジネスの創出を支援していくことでしょう。

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