東洋医学が教える日常生活でできるセルフケアのすゝめ
最近の猛暑は、心身に多大な影響を及ぼしています。多くの人々が「なんとなく調子が悪い」と感じているのではないでしょうか。
「なんとなく不調」とは何か?
「なんとなく調子が悪い」とは、健康診断や医療機関での検査を受けても、特に重篤な病気と診断されないものの、日常生活に支障をきたすような状態を指します。このような状態は、東洋医学では「未病」として知られています。つまり、現時点では病気でないものの、放っておくと健康を害する可能性のある状態です。
今回は、そんな「なんとなく不調」を和らげるためのセルフケアの方法を、東洋医学の視点からご紹介します。
体と心の声に耳を傾ける
著者の木村容子先生は、医療現場で多くの患者さんと接する中で、日常生活での小さな不調が心と体の変化を示す重要なサインであることに気づきました。書籍では、近年多くの人が抱える不調の理由や、それを解消するためのライフスタイルの調整について提案しています。
セルフケアの具体例
このムック本では、東洋医学の基本的な考え方を押さえつつ、身近で試しやすいセルフケアの方法が盛り込まれています。具体的には、次のような内容が掲載されています。
1.
食事療法の重要性:自分の体質を知り、それに合った食材を使った薬膳のレシピが紹介されています。体質を5つに分類し、自分に最適な食事を探るためのチェックリストも用意されています。
2.
ツボ押しの実践:代表的な「なんとなく不調」に対応するツボを特定し、症状を和らげる方法を解説。これにより、日常生活で簡単に取り入れられるケアが可能です。
3.
心のケア:精神的な疲労感やストレスの軽減にも役立つ東洋医学の知恵を紹介し、心を健康に保つためのヒントが得られます。
無理しない生き方を目指して
この本では、「無理しない」というスタンスを推奨しています。自身や身の回りのことを自然に受け止め、ストレスを減らすことで、心身の健康を保つことができるのです。
著者の紹介
木村容子先生は、東京女子医科大学附属東洋医学研究所の所長であり、臨床医として多くの患者さんを診てきた経験があります。彼女の著書は、一般の読者でも理解しやすい内容になっており、東洋医学の奥深さを感じさせます。そして、薬膳のレシピを提供した山田奈美先生や、ツボ指導を行う髙田久実子先生・水野公恵先生たちも本書に協力しており、実際に役立つ情報が満載です。
だるさや慢性的な疲労感、眠れない夜、頭痛や肩こり、気分の落ち込みなど、日常的に感じる「なんとなく不調」に悩む方々にとって、これらのセルフケアは大いに助けになることでしょう。ぜひ手に取り、新しい健康への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
商品情報
- - 書名:『いつもだるい、不眠、頭痛、肩こり、プチうつ・・・“なんとなく不調”と上手につき合うためのセルフケア』
- - 発売日:2024年7月24日
- - 定価:1,430円(税込)
- - ISBN:978-4-14-199345-2
これからの暑い季節、東洋医学によるセルフケアで心身共に乗り切りましょう!