トヨコーへの支援決定
2024-04-30 10:00:03

老朽インフラ再生のリーディングカンパニー、株式会社トヨコーへの支援決定

老朽インフラ再生の救世主:株式会社トヨコーへの支援決定



静岡県富士市に拠点を置く株式会社トヨコーは、老朽化した社会インフラの再生に革新的な技術を提供する企業として注目を集めています。この度、同社は脱炭素化支援機構(JICN)から多額の支援と出資を受けることが決定しました。これは、同社の環境負荷軽減に貢献する技術と事業への高い評価を示すものです。

トヨコーの事業内容:環境と経済の両立を目指す技術



トヨコーは、主に2つの主力事業を展開しています。1つ目は、老朽化した橋梁や鉄塔、船舶などのインフラに付着したサビや塗膜をレーザーで除去する「CoolLaser」です。従来の工法では大量の廃棄物が出ることが課題でしたが、CoolLaserはレーザーでサビなどを蒸発させることで廃棄物を大幅に削減、環境負荷の低減に大きく貢献します。

2つ目の事業は、「SOSEI」と呼ばれる屋根塗装技術です。3層構造の特殊樹脂を用いたスプレーコーティングにより、工場などの屋根を蘇らせます。既に大手自動車メーカーや電機メーカーの工場などで140万㎡を超える施工実績を誇ります。

JICNからの支援:脱炭素化に向けた取り組み



JICNからの出資は、主にCoolLaserの製造・販売事業の拡大に充当されます。この技術は、温室効果ガス排出削減に大きく貢献するだけでなく、作業効率の向上や労働環境の改善にも繋がります。従来のサビ除去工法では、粉塵が発生し作業員の負担も大きかったのですが、CoolLaserは粉塵を発生させないクリーンな作業を実現します。

さらに、CoolLaserは遠隔地からの作業も可能で、足場設置が困難な場所でも施工が可能です。作業の安全性向上にも貢献し、人手不足が深刻化する建設業界において、大きなメリットとなります。

トヨコーの社会的貢献



トヨコーは、単に技術を提供するだけでなく、業界団体を主導し、屋外でのレーザー施工に関する安全基準の策定や作業資格制度の導入など、安全性の確保にも積極的に取り組んでいます。これらの取り組みは、社会全体の安全意識の向上に寄与します。

未来への展望



トヨコーは、国内の建機レンタル会社への販売拡大に加え、海外展開も視野に入れています。また、SOSEI事業においては太陽光パネルメーカーとの協業拡大を目指しています。JICNの支援を受け、これらの事業を積極的に推進することで、環境問題への対応と経済成長の両立を目指します。

まとめ



株式会社トヨコーは、革新的な技術と社会貢献への強い意識を持って、日本のインフラ整備を支える重要な役割を担っています。JICNの支援によって、その事業はさらに拡大し、持続可能な社会の実現に貢献していくことが期待されます。

会社情報

会社名
株式会社脱炭素化支援機構
住所
東京都港区虎ノ門1-21-19 東急虎ノ門ビル7階
電話番号

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